(構ってもらえないから?)
それではまあ、ご馳走を用意してごまを擂っておきましょう。
(最近ご馳走のレベルが下がってきて、2つ以上の素材が切ってあって組み合わさっていればもう立派なご馳走です。普段のメニューは推して知るべし・・・。「素材の存在感を前面に押し出した」という感じ?)
丁度、摘んできたキノコ(ヤマドリタケモドキ、ウツロイイグチ)を炒めたものが余っていました(育ちすぎやナメクジの食べ残しを無理矢理摘んできたので、ちょっと品質的に劣っていたのです・・・)。
あとうちにあるのは、タマネギ、人参・・・、これに挽肉を足して、久しぶりにミートパイなんてどうかな?
でもホクホクのおいしいジャガイモがあることも思い出しました。
つい先日本で見かけたシェパーズパイなんてどうかしら。ミートパイの具の上にマッシュポテトを載せてオーブンで焼くものだそうです。
記憶にある限り一度も、食べたことも作ったことないけど、まあやってみよう。
■■残り物でシェパーズパイ
■今回の材料
〈挽肉だね部分〉
タマネギ
ニンニク
人参
牛挽肉
生ハムの残り
きのこ炒めの残り
ナツメグ・塩・胡椒
小麦粉(なんとなくぽろぽろだったので)
生クリーム(ちょっぴり残ってたので)
〈マッシュポテト部分〉
ジャガイモ
牛乳
バター
ナツメグ
塩
■作り方
(1)タマネギ、ニンニクをFPで微塵切り、フライパンで炒める。
(2)人参も微塵切り、フライパンに追加。
(3)肉類もミンチ状にし、フライパンへ。
(4)キノコもFPで微塵切り、フライパンへ。生クリームも投入。適宜味付け。
ボウルにあけて半分とりわけ(後日別のものにする予定)小麦粉少々混ぜました。
(5)マッシュポテトなんて、記憶にある限り作ったことない気が。要するに潰すのよね?ってことでまずジャガイモを蒸かす。柔らかくなったら皮を剥いて、オーブンミトン(というか軍手を二重にしたもの)にビニールをはめ、手で握りつぶす。
(ポテトマッシャーもムーラン(裏ごし器)も持っていないのです。ムーラン欲しい・・・)
(6)牛乳、バターで適宜固さを調節。塩、ナツメグなどで軽く味付け。
(7)型にバターを塗り、肉種を平らに詰める。型と肉だねの隙間にローリエを差し込む。上にマッシュポテトを伸ばす。
今回固めのマッシュポテトだったので、掌の上であらかじめコロッケ状に平らにしてからそれを乗せていくと丁度よかったです。
(8)表面にフォークで模様をつけてオーブンへ。
(この暑いのにオーブン料理!)
でけた!
2008/7/14 シェパーズパイとサラダ
表面の縞模様が思いのほか綺麗・・・。
今回直線にしたけれど、波状にうねりをつけてもよかったかな。
2008/7/14 シェパーズパイ断面
挽肉よりきのこの分量の方が多いせいか、マッシュポテトにバターなどがあまり入っていないせいか、意外とお腹にもたれず、軽い感じでした。
そして思ったよりずっとおいしい! これはお芋の旨みが濃いせいかも。
今回のシェパーズパイの味の決め手となった思われるジャガイモは、こちらです。
赤いおいも
うらべにさんが育てた貴重なものを頂きました(隣にある細長いものはフキではなくルバーブ。こちらについてもまた後日ご紹介しますね)。
皮が赤くて、蒸かすとホクホクの黄色いお芋です。サツマイモとジャガイモの中間のような、栗のような、大変おいしいおいもなのです。
うらべにさまごちそうさまでした!
(品種は何というものでしょうか?)
FPがあれば使う道具も比較的少なく、どちらかというと簡単なお料理かもしれません。
作ったあとでもう一度本をみると、挽肉の味付けにトマトも使っていたようです。
イギリス料理だからトマト味じゃないかも、と(根拠なし)今回は使わなかったけれどトマトバージョンもおいしそう。その場合、もっとスパイシーにしてもいいかな。