![2009/11/03](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/e4/b800f3d124062443a857018478f7d087.jpg)
窓から綺麗な夕焼けと、富士山のシルエットが見えました。折角なので(ちっこいデジカメで)パチリ。
見付けたのはダンナサマ。私は、いつも足下ばっかり見て暮らしてます。比較的眺めがいいベランダなのに、ろくに外を見たこともないかも・・・。
===============
今年の栗仕事の最後は、利平栗ペーストづくりでした。
利平栗を買ったのはとても久しぶり。
焦げ茶色(カブトムシ色とも)でつやつやした、綺麗な栗です。甘みが強く、美味しい栗で、栗ごはんに最適だそうです。
栗は、固い殻に包まれていて丈夫そうに見えますが、実は常温保存は厳禁です。
乾燥しないようにしっかり密閉して、チルドルームで保存するのがよいとか。3週間後をピークに、どんどん糖度が増すそうです。その後はまた糖度が下がっていくとか。
この利平栗も、しばらくチルドルームで待機していてもらいました。
(というかしばらく存在を忘れていたともいう)
もともと甘い利平栗の場合、糖度上昇はそれほど劇的ではないかもしれないけれど・・・・。
■■利平栗ペースト
■作り方
(1)鬼皮を剥く。このとき虫食いなどの部分は大きめに削る。
(2)渋皮がついたまま、10分程度茹でる。
(3)水に晒して冷まし、渋皮を剥く。しばらく茹でることで、栗が柔らかくなり渋皮がとても剥きやすくなります。皮むきの際、栗の状態をよくチェックし、悪いものは捨てる。
(4)4つ程度にカットし鍋に入れ、水を半分くらいまで入れ、ごく弱火でフタをして20分くらい?煮る。バニラビーンもいれる。
(5)しばらくたったら様子を見る。
ここでびっくり、他の栗だと、煮えるに従って自然にペースト状に煮崩れて行くのですが、利平栗の場合は柔らかく煮えるものの煮くずれません。これではペーストにならないわ、と思い、スティックミキサーで粉砕しました。
(6)味を見つつ、適当にお砂糖を足す。
さすが利平栗、お砂糖はごく少量でも十分甘いペーストになりました。
(7)瓶に詰めて冷凍保存。(煮沸はしてません)
ジップロックだとどうしても匂い移りがあるような気がします。瓶だと1年くらいは大丈夫でした。
1キロの栗から、瓶4個分のペーストが出来ました。
![2009/10/28作利平栗ペースト](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/a7/e5705cf8d699a343b1eafc20de1a45a2.jpg)
2009/10/28作 利平栗ペースト
それにしても、利平栗の性質が違うのには驚きました。
ジャガイモでいうと、メークイーンのように煮くずれ難いのです。他の栗はとろとろに煮くずれていったのに。
利平栗は加工には向かない、というのはこのせいかしら?
収穫後、チルドルームで保存したのも関係しているだろうか。
でも、この性質は、マロングラッセや甘露煮向きでは?
来年は、マロングラッセに挑戦するかなあ・・・・。うむむ。