トチノキ(栃・橡)の実
<トチノキ科トチノキ属>
私では無いのだが、友人に事情があり日比谷の裁判所まで
行かなければならなかった。
本人は気丈な傍聴人だから(・と装える)が、
訴えられた前夫は手錠をかけられ腰ひもで縛られて二人の警察官に
付き添われて現れたので、私としては吃驚した。
罪状は、前日まで「認めない」と言っていたのが、ころりと変えて
涙声までだして「認めます」と言った。
それはたぶん演技だろうと言うのが大方の意見だったが・・
結局、保釈金を払って出獄したそうだ。
まぁ・その後はまた大変そうだが、見守つてあげる事だけはしたいと思った。
あ!裁判所の前の通りのトチノキの実は実にたわわになっていたのだ。
こんなに、たくさんなっているのは見たことが無いほど見事だった。
今は街路樹にもよく植えられている落葉高木。
山地に生え高さも太さも大きくなる。
樹皮は灰褐色で、老木になると割れ目ができる。
葉は大形の掌状複葉で対生する。
小葉は5~7個あり、長さ15~40センチの倒卵状長楕円形。
とにかく大きな葉なのだ。
ここの葉は心持小さめに見えてその代わり実が豊かなのかもしれない。
蒴果は直径約4センチほど円錐形。
種子は光沢のある赤褐色で、すりつぶして栃餅を作る。
なんか、ずいぶん前の画像で、懐かしいです。
ブログを始めた頃の落書き
これは冬芽で多数のりん片に包まれ、樹脂を出してよく粘る。
花は5月頃、枝先に長さ15~25センチの大きな円錐花序を
直立し、雄花と両性花をつけ、花弁は4個あり、白色でやや紅色を帯びる。
昨日からウイキョウの葉にいた(セリ科)は、
キアゲハやモンシロチョウのはずだけど・腹ペコ青虫を見つけて飼っている。
お隣のウイキョウを毎朝、1本戴いてくる。(我が家にはウイキョウは無いので)
そのうち、出会えたら申告しておくつもりだ。超、愉しみ!!!
(優しい方なので、たぶん大丈夫だ。)
俳句は初夏の季語で橡の花(とちのはな)
他に栃の花・マロニエの花などと使う。
橡の花貴船といへばこぼれけり 後藤 夜半