ヒオウギ(射千・檜扇)
<アヤメ科ヒオウギ属>
扁平な葉が扇に似ているからこの名があるが、
私としては、黒光りする光沢のある種子が好みだ。
ましてその種子をぬばたまと言う。ぬばたまは、髪や夜にかかる枕詞。
よく庭などにも植えてあるが、山地の草原に生える。
葉は広い剣状で扇形に並び、少し白っぽい。
花茎を出し、上部は2~3に枝分かれする。
花片は6個で水平に開き、橙色で内側に濃い暗紅点が多数ある。
下は射千または、檜扇(ひおうぎ)の種子でぬばたまとも呼ばれる。
今日はマメコガネかな?
俳句は仲夏の季語射千(ひおうぎ)
射千の花を公家出と思ひ見る 後藤 夜半