熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

京成バラ園~秋バラ咲き乱れる

2011年10月19日 | 花鳥風月・日本の文化風物・日本の旅紀行
   八千代台にある京成バラ園のバラが満開である。
   と言うよりも、少し、盛りが済んだところと言うべきか、殆どの花が、花弁が巻き上がっていて、咲きはじめの蕾が少なく、一輪一輪、綺麗な花を狙って写真を写そうと思えば、多少苦労すると言う雰囲気である。
   当然、四季咲きの花しか咲いていないので、咲いている花は、ハイブリッド・ティやフロリパンダ系の派手で華やかな花が多く、一期咲きの野ばらやオールドローズ、それに、イングリッシュローズやフレンチローズなどは、ちらほら程度で、殆ど咲いていない。
   春には豪華に庭園を飾る、樹齢40年だと言うバラの大アーチや、トピアリー風の植栽などには花がないのが寂しいが、四季咲きに改良されたモダンローズ系でなければ、やはり、無理なので仕方がない。
   やはり、本当に豪華で華やかなバラの乱舞を楽しむのは、温かくなり始めて、一気に咲きそろう晩春から初夏にかけてである。

   春の満開の時には、私は、どうしても、イングリッシュローズの植わっているやや高台になったバラの丘で時間を過ごすのだが、今回は、花が咲いている真ん中のハイブリッド・ティやフロリパンダの群稙されている整形式庭園で過ごした。
   ところどころ、迷路のようなところに入り込めるのだが、ここに植えられている株の殆どは、人の背丈より少し高いくらいなので、花の大半は目線かそれ以上の所に咲いていて、写真が撮り難い。
   しかし、芳香性の強いバラの花などに近づくと、甘い花の香りを楽しむことが出来る。
   この京成バラ園の良いところは、殆どの所で、バラの木に直接触れるほど花に近づくことが出来ることである。

   当然のことだが、私の庭のバラのように、黒星病などにやられているような木はないのだが、その分、蝶やトンボなどの昆虫を見かけることがないので、どこか、隔離された無味乾燥の世界のような感じが、ふっと、することがある。
   今回も、株もとにしゃがみこんで、草取りをしている職人さんがいたが、肥料を沢山必要とし、病虫害に弱いバラの栽培は大変なのである。

   どんよりと雲空の日で、少し寒い感じの午後であったが、結構、バラ見物のお客さんが訪れていて、苗木やガーデニング用品などを販売しているガーデンセンターも、まずまずの入りである。
   バラ園だから当然だが、広大なバラ売場があって、沢山の種類の苗木や鉢花がディスプレイされていて、この方も花が咲き乱れていて綺麗である。
   小一時間ほど、秋バラの香りを楽しんで、庭園を離れたが、来週、陽が照って明るくなった時に、もう一度訪れようと思っている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする