熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

鎌倉便り・・・鎌倉山さくら道の八重桜

2020年04月17日 | 鎌倉・湘南日記
   わが庭の八重桜も咲いているし、仮名手本忠臣蔵4段目の花籠の段で、蟄居している判官に、妻のかほよ御前が慰めようと籠に生けたのは鎌倉山の八重桜だったので、非常事態だが、許されている散歩をかねて鎌倉山に歩いて行った。
   車だけで、行き交う人は、殆ど居ない。
   この日歩いたのは、途中の見晴までで、半分くらいのさくら道なのだが、意外に八重桜は少なくて、道路沿いには、3~4本くらいで、葉桜になったソメイヨシノの緑の海にぽつりぽつり浮いているような感じであった。
   
   
   
   

   新緑が萌え始めているので、コントラストが美しいのだが、曇っているので、写真には表現しにくいのが残念ではある。
   
   
   
   
   

   八重桜の良さは、ボリュウーム感のあるグラマラスな美しさであろうか。
   千葉の庭に植えていた普賢象は、8年間の留守をして、ロンドンから帰った年の春、豪華に咲き乱れて帰国を祝ってくれたのだが、このために待ってくれていたようなもので、残念ながら、すぐに、虫にやられて枯れてしまった。
   ヨーロッパの桜は、何故か、ロンドンもアムステラダムも、濃いピンクの八重桜ばかりであったが、美しいと思ったことはなくて、最後の住居であったキューガーデンで、通い詰めたロイヤル・キューガーデン植物園に咲き乱れるソメイヨシノを観てホッとしたのを覚えている。
   
   
   
   
   
   
   

   見晴は、鎌倉山さくら道の唯一の展望所で、江ノ島の方に向かうと、遠くに江ノ島のサムエル・コッキング苑の展望塔が見える。
   鎌倉山の最高の住宅地は、富士山と江ノ島が同時に見通せる場所だという。
   反対側には、夫婦池公園が広がっていて、急斜面を下って夫婦池を経て大船の方に抜けられる。
   この見晴の展望所が、ル・ミリュウ 鎌倉山の店舗になっていて、優雅な喫茶のひとときを楽しめるのが良い。
   
   
   
   
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