試しに描いてみました「歴史のテスト予習用マインドマップ」を

まずはじめに、歴史の指導経過を書き残しておきます。

歴史のテストは教科書でだいたい17~20ページの範囲から出題されます。授業で1度学んでいるので、記憶力の良い子は予習をしなくても点が取れるかもしれませんが、全員がそうとは限りませんので必ず試験勉強をさせています。

1~2回目のテストは、学習範囲全部を再読するのは大変だろうという親心が出て、私が要約した文章をマインドマップに描いて勉強し、テストを受けるようにさせましたが、どうも成果が出ませんでした。

そこで3~4回目は、あだになっていた「親心」を捨てて、「出題範囲の全ページをマインドマップにまとめてきなさい」という課題に切り替えました。そうすると、自分の脳内にある知識量がとても多くなるので、まとめるのは大変だけどテストの点数は上がるという当然といえば当然な結果となりました。
しかし、教科書の20ページ前後を小学生がまとめてくるということじたい、なかなかハードな課題であり、それを全員がやってこれたことにマインドマップ効果があるだろうという説を持つに至りました。

しかし、私の心の中には「まだまだ本当の効果が出てはいない」という思いが渦巻いております。

そこで今回は、テスト範囲を私自身がマインドマップに描いてみました。
今日の給食中に描き始めて、1時間ほどで描き終わったことからも、学習スピードは普通のノートにまとめるよりも数段上だと感じました。
さらに、描いているうちに、「もっと何かを書き足したいな」という気分になっていきました。それに拍車がかかったのは「記憶のフック」をかけるためにイメージを入れ始めたあたりからです。

人物の絵を描いていると、その人物の人格や生きている時代背景などがどんどんよみがえり、「この人に何かを語らせたら楽しそうだな。」とか、「もっと強烈なイメージにしてしまえ。」などという気分になっていきました。

あ~!これだな!
この楽しさを味わえば、テストなんて“へのカッパ”じゃん。

今回はA4サイズに描きましたが、A3サイズで描いていったら、教科書だけでは物足りなくなって、資料集やインターネットで自発的に調べるという行動に結びついていくだろうと強く実感することができました。


マインドマップを使っての学習は、「もっともっと知りたい!」「知識があればもっと楽しいものが描ける!」というモチベーションの高まりを促してくれます。
そして、知識があればあるほど、効果的なマインドマップを描くことができるようになるでしょう。
この「プラスのスパイラル」に入った時、自分の学習が想像以上に加速化していくのです。自分も家族も想像もできないような“頭の良い自分”になれるのです!

すごいでしょ!!!

これが今日の井上の「気づき」でした。

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半分教師 第37回 「6年生は「『卒業式』について考えてみました」

これは2007年3月12日に他のブログに書いた記事です。
現在中2の子ども達が6年生の時に考えたことです。


1.卒業式とは何なのか?
・学校生活によって成長した姿をみんなに見せる式
・親に「こんなに立派になった」ということを伝え、それはみんなの支えがあったからこそ、今の自分がいるという確認するため。
・小中高と卒業が分かれていて、一つ一つの山をこえること。
・先生が言っていたように、人生の節目だと思う。
・中学で勉強も人との交流の輪も大きくなって、人生のハードルが一つあがるようなものだから、卒業式は人生の一つの節目みたいなもの。
・新しい一歩をふみだすための行事。
・卒業式とは小学生のゴール地点で、中学へのスタート地点だと思う。
・新たなスタート。
・一つのスタートからゴールまで終わったことを認める式。
・一つの課程が終わって、新しい道へ進むステップ。
・自分たちが小学校の6年間すごした日々を忘れずに、中学校に旅立つ事を聞いてもらう。
・今まで6年間おつかれさま、という意味で、体を少しの間休ませてあげるのと、自分の心の中で小学校は終わったけど、中学校でもがんばろうとけじめをつけるものだと思う。
・中学に進むための行事。
・卒業式とは新しいことにチャレンジする日。
・新たなスタートの一歩。
・次へ進んでいくための式。新しいスタートの一歩。
・小学校生活最後のしめの行事。
・あなたは小学校の全課程を修了したということを示す式。
・小学校で学ぶことは、すべて学んだという式。
・小学校終わり。
・6年間の学習のまとめ・けじめ。
・学校生活での区切り。
・6年間の小学校生活のしめくくり。
・最後の授業。
・小学校6年間の大切な行事。6年間のたった1回の行事。
・卒業式は最後の授業。
・けじめをつける行事。
・6年間の授業のまとめ、しめくくり。
・自分たちが6年間学んだ事の結果を出す最後の授業。
・6年間の成果を一気に出す。
・学校のすべてを修了すること。

以上の意見をまとめ、今年の卒業式が何なのかを言葉にすると・・・

「小学校6年間で学んできた成長の姿を示し、卒業という節目をしっかりと刻んで、次へのスタートを切っていくための小学校最後の授業である。」


2.自分たちはどんな卒業式にしたいのか?
・12年間、私たちを育ててくれた親に、自分たちの成長した姿を見せて恩返しをして感動させる卒業式にしたい。
・感動的でみんなに何も言わなくても「ありがとう」と伝わるものにしたい。
・祝う会の時のように、みんなが見てて心温まるような卒業式。
・私たちが学んできたことを示し、親や先生、来てくれた人に感謝をしながら。
・学んできたことを式にいかして、見に来た人を感動させられるような式にしたい。
・今までやってきた卒業式より一番感動できて、心に残る卒業式。
・きびきびとみんなが動いて、見ている人が「さすが6年生!」と思ったり、感動したりする卒業式にしたい。
・辰巳小の人たちが私たちの卒業式を見本にしてくれるような良い卒業式。
・親に堂々と自分の成長した姿を見せられるような卒業式。
・中学で勉強も部活も安定したスタートをするため、悲しいことも悔しいことも失敗も、ここですべてを正し、悔いの残らない卒業式にする。
・心残りなく中学校へ行けるような卒業式にしたい。
・悔いのない卒業式。
・自分たちも先生達も納得のいくような卒業式。
・忘れられない卒業式。
・良い思い出になる卒業式。
・思い出に残る卒業式にしたい。
・心に残る卒業式にしたい。
・楽しく思い出に残る卒業式にしたい。
・心に残り続ける卒業式。小学生に思い残しのない卒業式にしたい。
・みんなが目標を持ってすばらしい卒業式!!
・みんなが(親たちも)「最高だった!」と思える卒業式にしたい。

以上のことをまとめて、どんな卒業式にしたいのかを言葉にすると、
「参加してくれた人たち全員に感謝し、参加者みんなで感動を味わい、ずっと心に残り続けていくような納得のいく最高の卒業式」

ということになりました。
きっと素晴らしい卒業式にすると思いますよ、この子たちならば。

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(卒業式を振り返って)
それで、この卒業式がどうなったかというと、私の教員生活史上(自分が担任だった以外の卒業式もすべて含めて)で最高クラスの立派な卒業式になったわけです。

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半分教師 第36話 「きもだめし」

私は「きもだめし」に全精力をかけている。

林間学校や移動教室といえば「きもだめし」である!!!
きもだめしをやるために、引率教員でもないのに授業が終ったあと休暇を取って、車を飛ばして移動教室先にかけつけることが何度もあった。たった1時間の行事のために高速道路を全力疾走してかけつけた。

徳持時代は林間学校の宿泊先が埼玉県秩父の「三峰神社」だった。
これはシチュエーションとしては最高の場所である。神社ですよ!神社!
何もしないで夜道を歩くだけでも怖い。
そこに私の超怖い話が加われば、子ども達の大半はパニックになるのであります!
今、23才の世代の林間では、怪談話が終ったとたん、あまりの怖さに100名のほとんどがトイレに駆けこんだという記憶がある。

3年前の6年の移動教室にもわざわざ日光まで車で出かけ、大谷川や戦場ヶ原にまつわる恐怖の話をした。半分以上の子は怖すぎて泣き叫んでいた。(^0_0^)
この子たちには「日光の2日目の夜には行ってあげるからね!(笑)」と事前に伝えたが、「怖いからぜったいに来ないでっ!」と却下されていた。それでも行ったのさ(笑)

「イノッチ先生のこわ~い話」はもう完全に趣味である。

どうして私の怪談話が怖いかというと、きちんと現地取材をして、その場所にあるいかにもこわそうなものを題材として話し、実際にその怖い物を見に行かせるからものすごく現実味を増すことになるのであります!

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