人物の関連を表すマインドマップ 【子ども作】

昨年より社会の歴史人物をマインドマップにしてくるという課題を宿題でやらせていますが、どうも変化がないと耐えられないのが私の性格のよう(新しいもの好き)で、一人一人をマップ化しているだけの課題に少々飽きてきました。

そうなると「それでは脳さん、どうしたらいいか、アイデア出してね。」と言い聞かせておきましたところ、出てきました!アイデアが!
「関連のある人物を1枚の紙に書かせてみよう!」と。

課題は「源氏関係MM」をかくというもの。
「源頼朝」「源義経」「北条政子」のシールをセントラルイメージにして、マインドマップにかいてきなさいという宿題になりました。

この課題で期待をしたのは、3人の関係性を表現できるものが出てくるのではないかということでした。関係性まで表すとなるとかなり高い課題であるので、そこまでかいてきなさいとは言いませんでした。提出された宿題のほとんどは、3人の足跡をまとめたもの。

しかし、画像のマインドマップをかいてきた子は、頼朝から「平氏をうってこい」の矢印が義経に伸びていたり、政子と朝廷の関係を表していたり、さらにすごいのは源氏を語るには平氏を出さないわけにはいかないということに気づき、平清盛のことを左下につけ足したことです。
歴史をしっかり学んでいないと描けないマインドマップです。

源頼朝〈1〉 (吉川英治歴史時代文庫)
吉川 英治
講談社

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脳の働きを利用した生活指導

TOSS(教育の法則化運動)の向山洋一先生がよくおっしゃっている指導法に「子どもに○○させたければ△△せよ」というものがあります。

本校の5月の生活目標に「ろうかは右側を歩きましょう」という項目がありました。これが達成されていたかどうかを教員の会議で反省をするわけですが、
「なかなか徹底されません。」
「いつも右側と言っていても実際には難しいようです。」
というような反省が出されます。

「○○させたければ△△せよ」という法則には当てはまっていない指導だからだと私は感じます。

人間は直接的な言葉で指示をされると、不思議と反発してしまうものですね。これは大人でも教員でも同じです。「しっかり働け」とか「授業に工夫をしろ」とか言われると何だか負担に感じますし、「本を読みなさい」と言われれば「なかなか時間がないんだよな」な~んて思ってしまいます。

そこで!そこで! 教育の法則に則り、
「右側を歩かせたければ矢印を貼れ!」
を実行しました。

効果は絶大。早めに出勤して朝のうちにシールを貼っておき、子ども達の様子を観察していると、100%矢印の方向に誘導されていました。

意識しようとしまいと、目から視覚情報が入ってくると、脳内ではそこに何らかの意味を見出してしまいます。この矢印の場合は、駅でもおなじみのものであり、子ども達の過去の経験記憶も豊富、「矢印の方向に進みなさい」という指示が瞬時にたたき込まれ、意識して抵抗しないとその指示通りに身体が動くはずです。

「人間心理」とも言えるし、「メンタルリテラシー」とも言える事例を紹介しました。

子供を動かす法則 (教育新書 41)
向山 洋一
明治図書出版

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