サイドラインにチームの壁を作る練習

練習すればするほど、着実に技術を高めている矢口タートルズです。
この夏休み、異常な練習予定を組むから、家庭の判断で休ませてかまいませんということを伝えた上で、日曜日をのぞく、ほぼすべての日を練習日にしました。たくさん練習していますから、高学年はより高いレベルに達していますし、低学年はバレーボールを始めて半年もたっていない子供たちですが、最近はボールを落とさずにつなぐという感覚が身に付いてきました。みんなが休まずに練習参加しているからこそ、たった1か月の間に見違えるほどのチームになってきたのです。

高学年は夏季大会の優勝と東京新聞杯の都大会出場を目標にし、さらにはその目標を達成するためには関東大会出場をも目標にすることが求められます。そこで今週から、表題にある通り、サイドラインから絶対にボールを出さないという練習をくり返しています。エンドラインから出してしまうのはいたしかたなし。しかし、サーブレシーブ(レセプション)にしてもスパイクレシーブ(ディグ)にしても、何が何でもサイドラインからは出さない。まるでサイドラインに壁があるように、ボールを自分たちのコート内に入れていくということに強くこだわって指導を続けています。

今年のレギュラーチームの勝ちパターンは、
(1)サーブで先手を取って攻めていくこと
(2)ラリーに持ち込んで粘り強く1点を取ること
この2点です。
負けパターンは90%以上、サーブレシーブをコートの外に出してしまって簡単に失点することです。
そこでこの負けパターンを無くすために、サイドラインの中にボールを入れることに意識を強くもてるような練習を重ねていきます。サイドラインからボールを出すことが無くなれば、今のチーム力ならば、セッターも含めた6人ともスパイクを打てるところまで育っているので、ミラクル(奇跡のような)な攻撃をすることが可能です。子供たちは、見ていてすごく面白いバレーボールをしてくれると思います。

低学年のやる気もすごくて、ボールが手に当たらなかった夏休み前にくらべて、今ではボールの来るところへどんどん動いて、アンダーハンドでボールを上にあげることができるようになりました。この「つなぎ」ができるようになってくると、本人がバレーボールの楽しさを実感できますので、もっと上手になりたいという前向きな気持ちに火がつく状態になります。

明日、明後日が高学年全員がそろう日になります。
もう一度、夏季大会と東京新聞杯のチーム目標達成へ気持ちを高めて、サイドライン内でプレーするバレーボールにこだわった練習を重ねていきたいですね。
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