多様なバレーボールパターンの可能性

今日も16名の子供たちが朝から練習に参加し、いろいろと工夫しながら練習をしました。

今、正アタッカー2名と正セッターを反対コートに入れてサーブやスパイクで攻撃させ、残りの5,6年生の守備力を強化しています。このチームを指導し始めてから、なんと初めてのことになる「2枚ブロック」のレシーブフォーメーションを組むと、アタッカーのスパイクコースをとてもよく読めるようで、決まったと思うスパイクを拾い上げるプレーが増えてきました。攻撃しているアタッカーの方も、「あれ?拾われてしまう?」という思いからか、自然とフェイントや軽打をおりまぜるようになって、明らかに決定力は伸びています。相互効果が上がるように練習内容を考えてみたのですが、ねらい通りに成長してくれると嬉しいものです。
スパイクを決められても、「すぐにバックの3人で話し合って、フォーメーションを修正していくとボールが落ちなくなるよ。」「ブロックの位置もレシーブ側の方が見えているから、指示するといいよ。」この2種類の言葉かけで、コート内の会話内容は大きく変わっていきました。

3年生以下の子供たちも、この夏休み練習で、ものすごく上手になりました。最近、4メンレシーブなどでセッターポジションをやらせている2年生のNさんに、今日の対人パス練習で6年生のエースと組ませて、50回落とさないでアンダーパスをするという課題を示しました。それを書いたホワイトボードを見たときには、「え~? 私だけアンダー50回なの? な~ぜな~ぜ???」とつぶやいていましたが、期待通りにノーミスでたちまち課題をクリアしました。このように、小学生バレーボーラーというのは、伸びるときは信じられないスピードで伸びていきますので、指導する大人は、指導することをやめられなくなる麻薬性が高いのです。

いつのまにか、東京都夏季大会まで9日となってしまいました。一気に走り抜けてきた2024年の夏休みもあとわずかです。
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