既に暦は梅雨入り前・深緑の季節となってしまいましたが (^^;)、新緑とともに訪ね歩いた東関東ディーゼルカーの旅、締めくくりは存廃で揺れる鹿島鉄道への久しぶりの訪問です。廃止問題が浮上して以来、特に雑誌などでも広く伝えられたことから、週末や連休ともなれば多くの撮り鉄・乗り鉄が殺到しつつあるようですが、そういう日に訪れても本来の雰囲気を必ずしも存分に味わえないことから、GW明けの平日の休みを使って訪れてみました。
前日は夜更かしをしたため、スタートは上野発10:30のフレッシュひたち (^^;)。昼前に石岡に着いたのち、さっそく鉾田行きのKR500に乗り換えて常陸小川へ向かいました。狙いはもちろん、金太郎塗装となっている湘南型&バス窓DC・キハ430の指定席となっている20レ (往路は石岡発1029の17レに入ります) を、定番スポットである四箇村~小川間で撮影することです。ここは歩くと少々時間がかかりますが、駅にレンタサイクルが設置されて以来、アプローチが随分とラクになりました。田植えを終えたばかりの水田を渡るさわやかな風を切りながらチャリを飛ばすのも楽しいものです (^^)。
待つことしばし……いよいよ20レ・キハ432が姿を現しました!!
しかし……木立を抜けてトコトコとやって来る姿をファインダーの中で追いかけていると思わず見とれてしまい (^^;)、シャッターを切ったのは危うくフレームアウトする寸前……(苦笑)。
そして目の前の踏切を通過したキハ432は、結構なスピードで奥の杉木立の中へと突っ走って行きました。体を激しく左右に揺らしながら……。
結局この日、キハ430の走行シーンを撮ったのはこれだけでしたが、まずは何とかうまく決まって満足 (^^)。
なお、既に6月に入り、非冷房のキハ430は運用から外されてしまいましたので (毎年恒例)、次に走行シーンを撮影出来るとすれば、多分9月中~下旬以降からでしょうか。その頃には存廃問題が好転することを願いつつ、また撮りに行ってみたいと思っています。
もっとも、たとえ存続するとしても、冷房がないキハ430はそれほど先行きが長くなさそうなのは否定できず……。小粒なローカル線車両を愛好する立場からみて複雑なところです。