地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

小田急ロマンスカー・特別団体専用列車

2006-06-20 01:17:00 | 大手民鉄 (小田急)


 江ノ電ぶらり旅の帰り、小田急藤沢駅の改札を通ったところ、発車案内の表示に見慣れない不思議な四文字が並んでいました。しかしその列車は、自分が乗る予定の列車の2本あとにやって来るようで、まだスイッチバック式の藤沢駅には入線していませんでした。
 「と、特別団体……?」 
……なんていう言葉が思わず口をついて出てしまったのですが (^^;)、特別な団体ということは、一般的な団体ではないわけで……なるほど!これは特別車両=ロマンスカーを使った団臨に違いない!
 というわけで、さっそく適当なところまで北上し、甥っ子には「もうすぐロマンスカーが来るから、ここでじっとして動かないで見てるんだよ~♪」と言って見物させ (^^;)、私はこれまで見たことがない列車との超偶然の出会いにドキドキしながら速攻で望遠レンズをセットしたのでした。
 露払いの快速急行 (5000+5200の絶滅危惧種10連!) が通過した後……ついにやって来ました! 7000形が登場してこのかた26年、初めて見る「特別団体専用」の表示に感激です!
 考えてもみれば、これがもし10000形であれば正面にこのような表示は出ないわけで (30000形のLEDを撮っても面白くないですし ^^;)、なおさらラッキーなひとこまとなったのでした!
 展望席にはお子様がいっぱい! (笑) そして車内には親子連れが大勢いましたので、恐らく幼稚園か何かの親子遠足でしょうか。朝9時頃の江ノ島線に乗っていると、ごくたまに列車を待っている園児とその親の集団を見かけますが、小田急のこういう団体スジなど全く分からないため、そのときに時間がなかったりカメラを持っていたりしなければ、そもそも記録のしようがありません。というわけで、またいずれ撮ってみたいものの、次は一体何時になることやら……(^^;)。



 そういえば7000形の定期運用について、個人的に一番最近の撮影は、去る2月のうっすらと雪が積もった朝、5000形を撮るついででした (^^;)。先日ブルーリボン賞を (ほとんど当たり前のように?) 受賞した50000形のような大胆な印象は最早なく、室内スペックについては30000形と比べると大幅なレベルダウンが否めない7000形、それに10000形ですが、この直線と曲線を絶妙に織り交ぜたフォルムの美しさは永遠に不滅だと思うわけでして……。平日は昼間2運用、休日は3運用と非常に減ってしまったものの、こまめに記録に励まなければなぁ……と思います。10000形も第1編成が休車状態から奇跡の復活を果たしましたし (^o^)。
 もっとも、7000・10000形も、乗ったら乗ったで「シートピッチがメチャ狭」「リクライニングしない……(10000の場合)」「5号車に乗ると、貫通路のドアが開くたびに喫煙車から怒濤のように煙が流入し、事実上日本最凶の受動喫煙車状態……-_-メ」といった問題があり、やはり眺めて撮るのが一番といったところでしょうか。