
石岡機関区で「緑の金太郎」キハ431三昧を楽しんだ後は、鉾田からキハ601が戻って来るまでのあいだ、奥の車庫に並んでいるDD902・キハ432・キハ714の「赤トリオ」を撮ってみました。DD902は最近まで一貫して茶色塗装でしたが、昨年検査して塗装した際に茶色いペンキがなくなってしまったため、他の車両と共用できる朱色ベースの塗装になったようです (^^;)。でもまあ、この塗装もオリジナリティがあって良いなぁ……と思っています。
以前は石岡機関区で撮影許可を頂けさえすれば、これらの車両のすぐ手前まで行って思う存分撮影することも可能だったのですが、今回の訪問時は、ホームと機関区を結ぶ構内踏切から先は立入禁止である旨を伝えられ、少々ショック……。恐らく、最近撮影者が増えていろいろな問題が起きたためでしょうか。それでも機関区内の一部のスペースについては立入撮影を許可して下さるのですから、やはり非常に有り難いことだと言わなければなりません。
そこで、停車していた個々の車両については超望遠撮影し (^^;)、このカットについては普通に望遠で撮影しました。これはこれで、まさにローカル線の手作り感あふれる車庫ということで、素晴らしい眺めです……(*^^*)。

そうこうしているうちに鉾田からキハ601が戻り、やがて入庫してしまいました。というわけでこの日、午後4時以降の帰宅者が多く乗る時間帯は、KR500のみの運用に……(そういえば常磐線の早朝の電車に揺られて朝8時頃に訪れたときも、KR500はほとんどが出払っていて、高校生輸送のために2連を組むキハ600とキハ714がそろりそろりと出庫する……という光景を目にしました)。客が多い時間帯はサービス上の観点からKR500の使用を優先し、客が少なくファンも訪れる昼間は旧型車を入れ、その間にKRのメンテナンスをするという発想なのだろうと思われます。
この日の私としては、目の前でキハ601が入庫してキハ602と並んでくれたことで、最後の最後まで大満足! (*^o^*)。戦前派老優の完璧すぎる競演に酔いしれたのち、フレッシュひたちに飛び乗って上野に戻ったのでした……。
以上、ファンに対してとても寛大な鹿島鉄道にはネット上ながらお礼を申し上げるとともに、存廃問題の好転を改めて祈念したいと思います。そして、この記事を見て「行きたい」と思った方には、節度ある行動をお願い致します。m(_ _)m そうでないと、撮影禁止は時間の問題となるでしょう……(-_-)。
【06年12月28日補足】公式HPに「構内での撮影は禁止されています!」という告示がなされました (T_T)。このような光景はもう撮影できないものとお考え下さい。廃止決定を期に、会社とファンの関係が険悪になったことで知られる野上電鉄の末期と同じような状況になりつつあるのではいか……と思うのは私だけでしょうか。