他の話題が間に入ってしまいましたが (^^;)、鹿島鉄道の記録を引き続きアップしてみましょう。
鹿島鉄道の最大勢力にして主力なのは、軽快気動車のKR500形ですが、これに次いで主力を担っているのは、国内現役最古のディーゼルカー・キハ600形。1936年に鉄道省キハ07として製造されて以来、何と車齢は70年に到達し、現在のところ登場70周年記念HMを取り付けて運行されているそうですが、5月に訪問した時点では何も取り付けていませんでした。
とはいえ、塗装を塗り直してからそれほど日が経っていない美しい姿で力走する姿は、それだけでも十分感動的過ぎます……(*^^*)。キハ07のタマゴ形の正面がのっぺらぼうに改造されてしまっているのは少々残念ですが (^^;)、シルヘッダー付きの側面窓や古典的な通風器を眺めているだけでも旧型車両ファンにとっては癒しですね~。
もっとも、台枠が明らかに下垂してしまい、元祖DMH17エンジンもかなり激しい音と振動を上げているあたり、やや危なっかしさを感じないわけではないのですが、それでも無事故で主力として用いられているのは、鹿島鉄道の職人的保守技術の成せる技でしょうか。あるいは、昔の車両と機械は構造が簡単で頑丈な分、手をかけるほどに長持ちするということなのでしょう。
これからしばらくの間、廃止問題が大詰めを迎える中で、キハ600はますます注目を浴びる存在となって行くのでしょう。そして、もしめでたく存続となれば恐らく置き換えの対象となるでしょうが (個人的には、親会社の関鉄からキハ100あたりをもらうものと予想……^^;)、それまでは無事故で走り続けて天寿を全うして欲しいものです……。