初夏の神奈臨シリーズは先にアップするべきカットがまだあるのですが、昨日は個人的に極めて旬で美味しいシーンに遭遇出来まして、思わず順序変更~(^^;
いつもお世話になっておりますKuching Kampung様のブログ『Kreta dan Kuching』によりますと、メトロ有楽町線7000系が最近インドネシアに輸出されて営業運転待ちであるのに続き、このたび東西線05系初期車も海外に向かうことになりそうだということで、既に川崎市営埠頭に05-102Fの10両が陸送された旨がレポートされています。かつて東西線5000系がインドネシアに譲渡された際には、中野~川崎貨物~神奈臨千鳥線というルートで川崎市営埠頭に至ったものですが、今回東西線車両の輸出にあたって陸送を利用したということは……単に陸送の方が安いのか、輸出が割と急に決まって甲種輸送の手続きが間に合わなかったのか、それとも「鉄」の殺到を嫌ったためか (-_-;)……真相はよく分かりません。いずれにしても、05系初期車という「個人的には全然新車」な車両が、東西線オールワイドドア化の流れの中で早々に引退することになったのはショックです (08系を廃車希望……爆)。反面、輸出先で果たしてどのような姿で大活躍をするのか、非常に楽しみではあります(現役時代の写真を撮ったわけでもないのに、輸出が決まって海外で第二の車生を送る姿を想像するにつけ、急にワクワク度が上がるという……^^;)。
そんなメトロ05系が川崎市営埠頭の保税区域内で船積みを待っているシーンを拝見していたところ、その画像の片隅に極めて重要な情報を見出しました……。「こ……これは! 今度の日曜日、恐らく極めて高い確率で千鳥線9201~9202レの運行がありそうだ……。しかも往路は単機と思われ、05系と神奈臨DLとのツーショットを狙える……」 そう思った私はドキドキして夜も眠れず (んなこたぁない ^^;)、今回実現しなかった05系甲種輸送シーンに近似した光景を描いてみたいと思いまして、昨日の朝は早起きして千鳥町界隈へ向かったのでした (笑)。
朝8時過ぎ、念には念を入れて9201レの市営埠頭到着よりも1時間以上前にちどり公園に到着したところ、公園と鉄道車両積み出し区画との間に横たわる輸出用自動車置き場には大量の中古トラックが並べられ、「これでは公園内から05系と線路が見えない……。ダメだこりゃ」と愕然とする光景が展開していたのですが、ななんと何と! 小高いお立ち台に上がってみたところ、そこと千鳥線の終端部を結ぶ直線上だけはトラックが不在! 有り難や有り難や……♪ そこで、ちどり公園からの超望遠撮影用として持参した飛び道具 (?)・白玉赤鉢巻400mmズームを取り出し (APS-Cセンサーで640mm相当)、蚊の猛烈な攻撃に耐えながら (爆) 待つことしばし……。やがて港湾関係者や神奈臨の車が相次いで到着し、門が開けられ、1.5kmほど離れた大踏切を渡るDLの絶叫ホイッスルが鳴り響き……「よしっ!今日は間違いなくここまで来る!」という確信・期待とともに露出・ピントを合わせ、さらに10数分待ったところ、ついにカーブの奥からDD5516が登場!\(^O^)/ 期待通りの光景を切り取ることが出来、蚊と湿気に耐えた甲斐がありました (笑)。唯一の遺憾は、05-102の目の前に車が停車してしまったことでしょうか (-o-;)。
それにしても05系、「05K・西船橋」という表示は果たしてどのような意味なのでしょうか? ありふれた行先の「西船」はさておき、「05K」につきましては、まだまだ若くして東西線・日本を去る05系への、メトロ関係者によるせめてものはなむけなのかも知れません……。