数回に分けてレポートして参りました松本電鉄の話題、今回が最終回です。
約4時間にわたって新村界隈での楽しいひとときを過ごした後は、「201系廃回ついで臨」参加者がこちらになだれ込んで騒々しくなる前に帰ろうということで、この日に限って「201系」参加者の新村車庫訪問用として運転された臨時快速のための新島々発・送り込み臨で松本に戻ったのでした。が……この送り込みもとりあえず快速である以上、行先幕も通常ではなかなか見られない「快速」を表示することが明らかで、出来れば撮っておきたい……。そこで駅員の方に、下り線の構内踏切上で撮影しても良いかどうか伺ったところ、下り列車との交換はないためOKを頂きまして、すっかり目減りしたデジ一眼の電池とメモリの残り容量を気にしつつ待つことしばし……。ををっ!やって来た臨時快速には何と創立90周年のHMが付いているではありませんか! (*^O^*)
というわけで、速攻で広角側にズーミングしてもう1枚 (笑)。正面窓の奥には、通常掲げられる新島々からの接続バスの行先表示よりもひときわ大きな表示が見えますので、乗車後に「どんな内容が記されているのか……」と画像を確認してみたところ……ななんと何と!「201系廃回ついで臨」に便乗する雰囲気が非常に強い今回のイベントをまさに象徴するかのように、中央特快・青梅特快と似たフォントで「松電特快」と記されているではありませんか!!(松本下車後に新島々方の正面を見たところ「新村特快」でした。笑) その左側には「上高地線を応援してください!!」というアピール文……ううっ、何もかも手作りテイストな今回のイベントにお邪魔した最後の最後に、何やら泣けて来るではありませんか……。ええ、今さらながらの初訪問で大変恐縮ですが、今後折に触れて是非再訪させて頂きますとも! (敢えてここだけの妄想を記しますと……3000系に日車標準型と同じオレンジ+グレーをラッピングして頂ければ感涙ものなのですが……^^;;)
肝心の臨時「松電特快」の走りっぷりは……特快の正反対で「特別徐行」 (汗)。単に途中駅は通過し、下りと交換する信濃荒井でも客扱いしないというだけのものに過ぎないシロモノでした (しかもこちらが数分待ち ^^;)。乗客数も、新島々からの2名を含めて10人程度で、まさに「送り込み回送ついで臨」そのもの……。また、折角このように立派なHMが付いているにも拘わらず、沿線で撮影している方は2~3名程度しか見かけませんでした (まぁこの時間は、ほとんど201系が人気を独占したわけで、しかも臨時快速にHMが掲げられるとは予想も出来ず……)。非常に勿体ない話です。
何はともあれ、新村を後にする最後の最後まで楽しめた今回の松本電鉄のイベント、未だに余韻は覚めません (^^)。改めまして、関係者の皆様のご尽力に心よりお礼申し上げます……m(_ _)m