地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

2010初夏の神奈臨散歩 (5) 水江線米タン!

2010-07-15 00:00:00 | 貨物列車 (神奈臨)


 初夏の神奈臨シリーズ、千鳥線での珍景を先行させてしまいましたが、こちらを忘れるわけには行かないということで……水江線の感動的シーンをご紹介~。
 神奈臨の川崎地区で圧倒的な輸送量を誇るのは石油タキ街道の浮島線であり、趣味的な濃さを誇るのはコキ200と甲種が姿を現す千鳥線ですが……もう1本の路線・水江線は、線路の錆び取り単機が運行されるのみの免許維持路線 (?) となって久しく、たまに訪れるたびに「勿体ない」という印象が残ります。しかも水江線は、千鳥線と比べ撮りやすいだけに、ここを石灰石ホキが行き交っていた頃に来ておくべきだったという自責の念が湧かずにはいられません(汗)。
 そんな水江線ではごくたまに、恐らく乗務員訓練目的で貨車を数車連結して運行される機会があり、昨年は旧塗装のDD5517が黒タキ3車を牽引するシーンに遭遇したものです。そして今年も、とある方から「最近またタキを連結して運行している」との有り難い目撃情報を頂きまして、これは早めに行っておかなければ!ということで何とか時間を確保し、川崎駅から水江町行バスに乗ってGo! 終点の手前で下車して待つことしばし……ををっ!目出度く御登場!\(^O^)/



 それにしても……今年は昨年と全く異なる編成で、なおさら写欲がかき立てられまくりでありました (笑)。DLは新塗装となり、タキ3車は黒タキから出番待ちのタキ1000米タンへ……。最近の神奈臨とタキ事情の変化が超マイナー路線に集約的に表れたという点で、何とも印象的な光景であります……。
 タキ事情といえば……通常神奈臨線内に入線する緑タキとして、浮島町の果てにあるJOTのメンテナンスセンターでタンク洗浄を受ける車両がありますが、鶴見線・昭和駅脇から出発する緑タキが○亜石油製油所の閉鎖に伴って近い将来消滅することが確定している中、製油所機能の水江町への集約とともに鉄道での出荷設備も水江線沿いに整備され、水江線を日常的に緑タキが往来するようになるのかどうか……非常に気になるところです。個人的には、今回アップした画像がレアでも何でもなくなることを期待しているのですが、そもそも鉄道輸送分がまるまるタンクローリーに転換……ということでしたら悲しいですなぁ。少なくとも、今回の画像を撮影した時点では何の工事もしていませんでした。あるいは別の製油所からの発送に転換するのみなのかも知れません。
 何はともあれ、大変貴重な水江線運行情報をお寄せ下さった方に、この場を借りて改めて心よりお礼申し上げます m(_ _)m