地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

小粒なフリー地方私鉄電車をつくる (1)

2010-07-08 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 先月下旬、鉄コレのオープンパッケージとして国鉄モハ62・クハ66と富士急5000系という「山梨コンビ」が発売されましたが、私が買ったブツに限って申しますと、塗装の乱れはごく僅かでまさに惚れ惚れ……(*^^*)。特に富士急5000系は余りにもツボで、思わず3箱買ってN化しまして、「幻の6連・JR中央線乗り入れ編成」などという妄想を楽しんでしまいました (笑)。モハ62・クハ66も、屋根とベンチレータが塗り分けられ、なかなか芸が細かい……。唯一の難点はといえば、しばしばキタイスキー農民工の指紋が窓パーツにベッタリとついていることでしょうか (汗)。まぁそれも鉄コレの常と言ってしまえばそれまでですが……キターイ国では激安賃金で酷使されてきた農民工のストライキが相次いで勃発しており、あけすけな指紋からそんな怨念がほの見えるような気もします (滝汗)。
 のっけから本題と全く関係ない話題で恐縮ですが (^^;)、タミヤのグレイバイオレット缶スプレーがなかなか再生産されず、現在手がけている飯田線旧国やフリーランス20m車の製作が進まなかったあいだは(最近ようやくグレイバイオレットが再生産販売され、やれやれという感じで作業再開)、こんな感じで鉄コレいじりをしていたのですが、他にも、だいぶ前に思いつきでGM板キットから作り始めたもののすぐに放置してしまったフリーランス小型車の製作を再開し、勢いに乗って完成させてしまいました (笑)。



 これはまぁご覧の通り、阪急2000・3000・5000系列用板キットを短縮のうえ、切り接ぎ両運車を作っただけというシロモノでして、微妙に中央部の窓間隔が広いあたりは切り接ぎの跡となっています。そして前面パーツの前照灯モールドをパテで埋め、代わりに銀河の旧国用ヘッドライトを載せることで、昭和30~40年代の地方私鉄自社発注車っぽい雰囲気を出してみました (西武所沢で両開き扉の車体を作った上毛の釣掛がこんな感じのライトだったかと……まぁ個人的な趣味です。笑)。ゴム系接着剤でペタッとくっつけただけの貫通幌で、グッとダンディーさが加わったかな?……と (*^^*)。屋根上の分散クーラーの存在は「当時最新・出血大サービスのロマンスカー」っぽさを表現してみたものですが、果たして似合っているでしょうか (^^;;)。
 このフリー車両の製作にあたって最も悩んだのは塗装でしたが、とりあえず20m級フリーランス・シリーズとは別のシリーズにしたい……ということでしばらく思案。そこで、以前鉄コレ第2弾・南武鉄道モハ100出自車に塗ってみた「タミヤのネイビーブルー+GM西武ベージュ」がなかなか良い感じだったことを思い出しまして、これを正式にフリー小型~中型車シリーズの標準塗装として採用してみました。とくに今回はスパイスとして、窓回りにエナメル塗料のフラットアルミを色差ししてみたところ、ををっ、シブさがグッと引き立つ仕上がりに……(*^^*)。下回りは鉄コレ動力に対応させましたが、当面15m車用のTM-04が品切れなのがトホホ。第12弾の発売に伴う再生産を待て、ということで……(^^;
 こんな感じで完成した小型フリー電車を南武モハ100塗装変更版と連結させてみたところ、むふ~ん、地方私鉄ムード満点♪ 阪急ファンの皆様には、阪急車をここまでデフォルメしてしまい大変恐縮ですが……(^^;;;


時空を超えて・・・蒼色の美。

KATOのEF510-500、買ったばかりでナンバーも入れておりませんが (^^;)、青い車両であればだいたいどんなものを牽かせても良く似合うところがスゴい・・・