先日、流電崩れのフリーランス2扉車などをご紹介したばかりですが、やや遅れ気味ながら並行作業で製作を進めていたフリーランス2扉車2両が相次いで完成しました。来月上旬にはまたジャカルタに往復するほか (爆)、仕事面でもいろいろ新たな受注が入って忙しくなりますので (@o@)、その前に車体のヤスリ整形が終わっている車両については完成させてしまい、気分的に切れの良い状態にしておこうと思いまして……。まぁ、そのヘンテコな姿に期待される方はごく僅かだと思いますが、とりあえず備忘録として概要をアップしてみました。
まずこちらは、撫順FK-1を製作した際にGM国鉄80系全金属車板キットのヘッドライト周辺だけを贅沢にも流用したことから、まるまる余った側面の活用策として製作したシロモノ (汗)。クモハ43・クハ47等をつくる板キットからHゴム顔を拝借し、屋根が深く古典的な雰囲気を出そうということでモハ63→クモハ73屋根を組み合わせております。その結果……ノーシルヘッダーの洗練された (?) 側面と、時代がかった正面・屋根の組み合わせが何やら不思議な雰囲気を醸し出していますが (^^;)、個人的には「なかなかシブい急行用電車が出来たのぅ……」と気に入っております。「前面は登場時そのままながら、側面は全面的なアコモ改良・延命工事を行った際に窓を拡大」という架空設定でまぁ良いかなぁ……と (^^;;)。
ちなみにこの車体、単純に組むと車高が相当高くなってしまい、他の車両とは明らかに不釣り合いになってしまいますので、400番の紙ヤスリを下に敷いて慎重に車高を下げるというヒヤヒヤものの作業を行っております (滝汗)。この結果、GM板キットの側面内側にもれなく存在する台枠との合わせ目突起モールドが無意味になりましたので、全部切除のうえ鉄コレ動力を装着しました。
いっぽうこちらは……KATOキハ20のへっぽこ電車化完成!! (^^;
具体的には、パンタ及びランボード設置、申し訳程度にパンタから床下への引き通し線設置(今回ご紹介している1両目の車両もそうですが、初めて割りピン作業に挑戦してみました。まぁ所詮初心者のヘタクソ作業ですが、何はともあれこんなフリーランス車両を通じて経験を積んでおくに越したことはないなぁ、と。いずれ東武6050系前パン車や850系を作る際など、割ピン仕事は必須であることが既に分かっておりますので……^^;)、そして下回りの鉄コレ動力化といった点が主な作業内容です。そしてついでに、ベンチレータも元の押し込み式モールド(屋根と完全一体)を切除し、他のフリーランス車両と同じくグロベンに換装してみました。
出来映えは……「何故このようなデザインの電車が昭和30年代に登場しなかったのか?」と思えるほど、キハ20の車体と電車用アイテムが何やら上手くマッチしました♪ 加えて、格安でチャチな印象のKATOキハ20そのものも造形はそれなりに良く (?)、しっかり色差しを施せば見違えるように生き生きとした表情となることが分かったのも大きな収穫です。とは言え、TOMIXのハイグレードシリーズでキハ20系列が出ることが分かっている今となっては、KATOのキハ20をあちこちで買い漁ったうえで色差しを施そうとは思わないのも事実。あ……このフリーランス電車を増備するために買い足す可能性はあるかも (^^;;;
ちなみに、当架空鉄道(名前はまだない ^^;) では、腰回りのタミヤ日本陸軍濃緑色 (AS-17) を5mm幅で塗っているのですが、KATOキハ20に塗ると車体側面のかなりの割合を占め、GM板キットに塗るとそれほどでもない……ということで、如何にGM板キットが1/150スケールよりも大きめかということを見せつけられております (^^;)。今回完成の2両を並べてみても。KATOキハ20の方が随分と細身ですし……。そこで、このキハ20風電車は、屋根が低い両運転台車ということで、支線区の単行運転を考慮した車両という設定としました (→とゆーか、そろそろ架空鉄道路線図・ダイヤを用意すべき段階なのではないかと……笑 →しかしそれを作るヒマまではないのが心苦しいところです)。
何はともあれ、これまでしばらくの間フリーランス電車製作に打ち込んで参りましたが、これを区切りに今後当分の間は実車系キットの製作や鉄コレのドレスアップなど、別の山積する課題(ホントに未施工キットがたまりまくり……滝汗) に取り組む予定です。いや、こちらのシリーズもヤスリ整形待ちの車両が6両あり、作業を進めたいのはやまやまなのですが……(^^;)。