本日は中華民国99年の双十国慶節。「99=久久」に10が3つ並ぶということで、誠に目出度い日和ということになります。また、中国人初のノーベル平和賞受賞者が生まれたのも目出度い限り。というわけで、久しぶりに中国がらみの画像をアップしてみましょう(中華民国は今や台湾+αでしかなく、「台湾にある中華民国」と中国を一緒にするな!というお叱りを受けそうですが、そもそもアイデンティティが台湾人ではなく中国人である馬は「一つの中国」という虚構を前提に台湾を仕切ろうとしているのもまた現実。というわけで、こじつけさせて頂きます。^^;)
いや、ここ4年来中国とはご無沙汰な私としましては、以上は新ネタがないことをぼかすための言い訳 (笑)。昨日は、リンク頂いております『中国鉄道倶楽部』の管理人・Borgen様の一時ご帰国にあたり都内某所にて開催された中国鉄宴に参加させて頂きまして、それを記念してのアップです。今回幹事を務められた、リンク頂いております『不思議な転轍機』管理人・はいらーある様からお誘いを頂いた当初、中国には4年来ご無沙汰で完全なネタ切れに陥っているため「さてどうしたものか」と思ったのですが、そういえば最近唯一の中国鉄活動として撫順模型シリーズを製作したことを思い出しまして、熱烈なコメントを下さったはいらーある様への御披露目を兼ねて久しぶりに中国鉄分を補給しようか……ということで参加させて頂いたところ、いやー中国・韓国・国内ネタであっという間に約4時間が過ぎてしまいました。Borgen・はいらーある様をはじめ、当日お越しの皆様、楽しいひとときを誠にありがとうございました! m(_ _)m
周知の通り、最近の中国鉄道事情といえば、日本・ドイツの技術を金に物言わせて購入して「国産」を僭称するCRH「和諧号」や、猛烈な勢いで開業・延伸を続ける地下鉄の話題が目立つところですが (先月末には瀋陽と成都で地下鉄が営業開始。瀋陽は満洲国時代に大阪市営地下鉄の規格で作ろうとして以来、約70年越しですな……)、日本の最新鋭の車両とパッと見で余り変わらない雰囲気の車両を眺めていてもすぐに飽きが来るのは否めず、自ずと話題の中心は満鉄関連や社会主義計画経済臭・「社会主義の友好」臭がプンプン漂って来る車両に……(笑)。19系・24系客車ばかりを連ねた臨時列車の濃いぃ話題にのけぞったり、中国鉄道博物館で保存されている専運車(共産党の最高幹部用=事実上のお召し列車)の車内トイレが見学可能であったところウ○コをするヤツ続出で車内公開が中止になったという話題に「さすが中国の特色ある文明礼貌は違うぜ!」と唸ったり (滝汗)、まぁいろいろな話題がてんこ盛りでしたが、その中からほの見えて来たのは……やはり私を含めて皆さん、趣味として楽しむならダークグリーンの車両 (緑皮車)、及び白+オレンジ帯 (紅皮車。全車空調付き) でありながらも登場時はダークグリーンだった車両がベストだと思っておられるのだろうなぁ……ということ (乗るなら緑皮車は「忍」の一字で、時間と体力がなければなりませんが ^_^;)。またカマにつきましても、SLでなければ東風4型 (緑亀・赤亀) やND2・NY5など1980年代の輸入機に人気集中……。これらは既に消えたか、猛烈な勢いで減少を続けており、とりわけ北京~上海間で緑皮の伝統を守り続けた1461/1462レが最近紅皮化された際には中国国内の「鉄」が慌てふためいて追っかけ回したという経緯があるなど (これを最後に上海からは緑皮消滅とか・・・)、あれほど大量に走っていた緑皮車も今や地域によっては探さなければ巡り会えない状態となっているのが実情のようです。冷房の必要性が薄い東北・西北地方ではまだしばらく残ると思われますが……。
うーむ、こんな感じで久しぶりに緑皮に乗りたいのぅ……という毒気に染まってしまったのですが、取りあえず行く機会もヒマもなさそうなのが実情です (苦笑)。
ダークグリーンといえば、伝統的な緑皮車である22系 (リブつきのボロ) や25系 (2段窓の非冷房バージョン) はいずれ消えゆく運命にあると思いますが、いやいや青蔵線(青海チベット鉄道)直通用の25T客車はこの塗装で残るぞ、というご意見もありましょう。しかし……個人的にはこの路線が将来にわたって営業されることを望んでいませんので、何とも微妙なところです(→と言いつつ、機会があったため撮っているのですが ^^;)。
それはさておき、今回SY1698様が持参された満鉄関連資料(国立国会図書館を渉猟されたもの)は最高に濃ゆ~い内容で、思わず鼻息が荒くなってしまうほどでしたが、その中に「大型石炭ホッパー単行電車」という驚異的なシロモノの写真があり、「これ作りてぇ……」と脳内物質分泌しまくり (→しかしマスクが異様なかたちですので、実車再現は諦め、雰囲気をあしらって楽しむつもり。ホッパー部分はKATO総本山あたりでアメ車を物色して……。最大の課題は、もし作ったとしても自走出来ないことでしょうか)。
あと、はいらーある様によりますと、華中鉄道の客車にはスハ32系列の輸出モノのほか、オハ35系列の車体延長版もあるとのことで、よしっ!これならGM板キットで簡単に製作可だな……と (笑)。