本日は鉄道の日ということで、たとえば『朝日新聞』Webサイトのトップには何気なくSL列車のイラストが。そこをクリックすると如何にもヲタなニュースへと進むことが出来るようになっていますが (笑)、客車の塗装が今ひとつ中国の紅皮車を思わせる雰囲気であるのは気になるところです (爆)。
それはさておき、鉄道の日イヴに当たる昨日は京都に日帰りで出張したのですが、所用は夕方からの会議出席ということで、例によって昼間は鉄活動 (^^;)。今回は名古屋で新幹線を降りたのち、途中で撮り鉄しつつ近鉄経由で京都へ向かったのでした。まぁ要は、創業100周年を迎えたインターアーバンの王者・近鉄をじっくり楽しみ、かつ内心で言祝ぎつつ、しばし多忙疲れを癒そうという趣旨だったのですが (同時に別の狙いもあったのですが、目敏い方でしたら画像をご覧になってお見通しでしょうか ^^;)、その中でもやはり最も気合いが入ったのは……スナックカー12200系の撮影でしょうか。大阪・京都線など多くの区間では、余程日の長い季節でない限り前パン側は常に逆光となってしまいますが、名古屋線では場所を選べば前パンの雄姿をド順光で撮影出来るという美味しさがあります (*^_^*)。
嗚呼……さまざまな車種が百花繚乱の感がある近鉄にあって、12200系はすっかり消え行く古参車という立場となってしまいましたが、その絶対的な安定感があるフォルムはまさに2200系の血脈を継ぎし者……。残存車の多くは下枠交叉型の小振りなパンタに交換されていますが、それでも4両4基のパンタを振りかざし、時速100km以上で突進する姿にはもうメロメロです……。勿論、ファインダーの中をあっという間に駆け抜けて行きますので、撮影時の緊張は半端なものではありませんが……(どう頑張っても完璧な位置で止めることは難しく、トリミングは必須 ^^;)。
そんな12200系、もとの数が多いため、廃車が進んでいるとは言ってもまだまだ多数を目にすることが出来ますが、ACEやスズメバチAceとの混結が日常的に行われているため、迫って来る編成を確認しながら「あ~あ、折角のチャンスが……」と落胆する機会も確実に増えたように思われます。それでも粘りさえすれば、こんな感じでうまく撮影出来る機会もそれなりにありますので、撮るならば恐らく今が最後の美味しい頃合いなのかも知れません。
もっとも、乗るのであれば12200系とACE・Aceでは比較にならないほど (?) 違いがあるのも事実。昨日は白子から大和八木乗換で京都まで特急で移動したのですが、白子から乗った名阪乙特急は12200+ACEの混結編成で、私が指定された号車はACE。そこで、伊勢中川の短絡線急カーブを走行中、前パンを振りかざした12200系を窓から眺めながら、「う~む贅沢な光景じゃ。でもやっぱりACEの椅子は座り心地が良いのぅ……♪」という矛盾した気分に浸ったのでした……(汗)。