地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

北近畿タンゴ鉄道の旅 (2) ディスカバリー

2010-10-23 00:00:00 | 地方民鉄 (近畿)


 宮津でKTR800を降り、しばし撮影を楽しんだあとは、西舞鶴からやって来たKTR8000使用の「タンゴ浪漫1号」に乗って移動したのですが、ついでですので到着シーンを超望遠で撮影。ふだん京都口に4~6連の「ディスカバリー」として現れる際とは異なり、ツルツルに丸っこいマスクに巨大なHMが装着されていることに心底驚いたのですが、HMの奥にある台座部分がモロケ気味のベニヤ板であるのが些か寂寥感を感じさせます……(汗)。
 このKTR8000による「タンゴ浪漫号」は、単に料金不要の豪華普通列車として破格のサービスを提供しているだけでなく (→KTR8000ではなく700/800で運行される列車もあります)、丹後由良近辺などのビュースポットで一時停車するのがウリのようですが、残念ながら宮津到着時には余り客の入りが良くないように見受けられました。実は「たんば1号」ではなく「まいづる1号」に乗っていれば西舞鶴でこの列車に乗ることが出来、海岸線を眺める旅を堪能できただけでなく宮津から先は全く同じ行程になるのですが、まぁクロと宮福線に乗り、宮津で撮り鉄も出来たので良しとしましょう (^^;



 なお、このKTR8000が「タンゴ浪漫号」として走るのは天橋立まで。天橋立からは突如「タンゴディスカバリー61号」と名を変えて、特急料金も必要となります……(滝汗。なお、HMは宮津で外していました)。野田川まで乗る私としましては (これでもう目的地はバレバレでしょうか ^^;)、途中岩滝口のみを通過するために320円も払うなんて……というのが正直なところですが、いやいやこれは寄付金&宮津からのデラックスシート料金であると内心に言い聞かせたのでした (苦笑)。まぁ取りあえず快晴の天気の下、車窓からは白砂青松の天橋立をチラッと目にすることも出来ましたし……。
 こんな感じで、特急料金も払った短い旅 (泣) を野田川にて終えたあとは、発車して行くKTR8000を後追い撮影。車体のデザインこそ今ひとつアレですが、KTR8000にどこかしら心が惹かれてしまうのは、既に引退した会津鉄道キハ8500と存在感が似ているからでしょうか……。国鉄・JRから引き継いだ昔ながらの国鉄ローカル線的風景の中を走る点も共通ですし……。