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オレンジ色の切妻電車といえば……そういえばジャカルタの非冷房抵抗制御車もありました (相当無理があるつながりのような……^^;)。今夏のジャカルタ・シリーズで既に触れました通り、KCJでは非冷房エコノミーのイメージアップを狙って続々と白+オレンジ帯への塗装変更を進めていますが、まだまだオレンジ旧塗装車も見られます。とにかくまぁ、いろいろな塗装をコロコロと試しては変更し……というのがジャカルタの流儀であり、それを逃さないようなるべく頻繁に訪れなければならないという気分にさせられます (笑)。
それにしても、ラッシュアワーに非冷房エコノミーを撮影すれば、必ずと言って良いほど屋根や側面に乗客が鈴なりになっているシーンを目にするものですが (1枚目のカットでは、私に気づいた兄ちゃんがポーズまで決めてくれていますし……^^;)、連結器やジャンパ栓受け・スカートの上にビーサン履きで立ち、正面窓の金網にしがみついているという、さながらスパイダーマン同然の若者が少なくないことには仰天させられます……(滝汗)。連結器、左右にガタガタ揺れてアブナイのではないかと……(@o@)。そして今回は、連結器の上に籠を載せている兄ちゃんもいてビックリ仰天! う~む、これも全て慣れなのでしょうか。
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屋根乗車や連結器乗車はとても怖くて出来ない私ですが、今回はボゴールからデポックまでの約30分間、まさに振り落とさんばかりのスピードで突っ走るオレンジ編成の全開状態ドアステップに立って握り手にしがみつくという体験をしました (^^;)。その時はちょうど折悪しく、雨の都ボゴール恒例のスコールが降り始め、チレブットに着くまで滝のような雨が叩きつけまくり……。外の熱帯雨林は豪雨で霞み、超満員の車内は猛烈な湿気で修羅場 (何せダイヤがガタガタだったため、その非冷房エコノミーは40分遅れで、ボゴール駅のホームも列車を待つ客で凄まじい光景だったのです……)、ドア周辺は涼しいけどずぶ濡れ……(T_T)。日本に帰る飛行機に乗る8時間前に何をやっているんだオレ……という感じでしたが、まぁこれはこれで究極のジャカルタ電車体験と言えましょう (滝汗)。MT54とMT55を足して2で割ったようなモーター音も、このようなヤバい乗り方をすればこそビンビンに聞こえまくりというものですし……(紳士淑女・良い子の皆様は決して真似されませんよう)。
ともあれ、輸送力が圧倒的に不足している状況の下で危険乗車が絶えないという状況は、日本中古冷房車のさらに急速な増備でなるべく早急に解消されることを祈る反面、運賃が圧倒的に安い非冷房エコノミーに頼る客層は今後どうなるのだろうかということも脳裏をよぎります。既に主要駅で非接触電子カードによる自動改札の設置工事が進み、それは明らかに複数の運賃体系には馴染まないと思われますので、近い将来には非冷房エコノミー・急行電車運賃が廃止され、エコノミーAC運賃へと収斂して行くことが予想されますが、さてどうなるのでしょうか……?