地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

空港線直通運用を失った京急800形

2010-10-22 00:00:00 | 大手民鉄 (京急)


 昨日のニュースでは羽田空港の新国際線ターミナルが無事始動した旨が喧伝され、京急や東京モノレールが客をさばいている様子が映し出されておりましたが、その京急のホームをよく見てみると……何と京急初のホームドアが3扉車(&一部閉鎖扱いで2扉車)にしか対応していないではありませんか! (@o@) というわけで、これまで朝夕を中心に羽田空港直通運用があったはずの800形は完全に空港線を追われ、事実上その役目は本線・逗子線の普通車運用に狭められたようです……(早朝深夜には幾ばくかの優等運用が残っているのかも知れませんが、沿線民ではありませんので詳しいことまでは分かりません。悪しからず……^^;)。



 とはいえ、800形が日常的に普通車の主力として闊歩する状況そのものは変わりなく、当面は京急最後の分散クーラーと片開き扉、JR201系と近似でありながらもブラックフェイス処理ではないためはるかに表情ある顔、そしてバリバリにシビれる走行音とともに大活躍を続けてくれることでしょう。編成数も多いですし……。それでも、運が悪ければ待ち構えていてもひたすら1500形ばかりが現れるという事態もないわけではなく (と申しますか、結構当たります……こういう展開に -_-;)、撮影も思い立ったが吉日、一期一会なのかも知れません。とくに、今後もしホームドアの設置が他の駅に波及することになれば、地下に直通できず使いづらいため廃車候補と目されがちな2000形よりも前に800形の廃車に手が付けられる可能性も皆無ではないと思われますので……。
 う~む、今やこんなことを想像しなければならない時代になったとは (-_-;;)。とりあえず、600形のドア間ロング化工事が進んでいる昨今にあっては、窓廻りを白くする塗装と窓の下に白帯を回す塗装のあいだに明確な区別の必要性はなくなりつつあると思われますので、800形についても一部の編成を登場時の窓廻り白バージョン塗装に戻して下さることを希望します……(妄想?すみません ^^;)。