地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

大阪の103系・風前の灯火? (中) 森ノ宮朱色

2012-06-01 00:00:00 | 国鉄型車両


 関西の電力危機は当面回避される情勢となって来ましたが、まぁいずれにしても今後は前倒しで電気を食う抵抗制御車の置き換えが進むことになりそうな気がする今日この頃。あるいは、最近の関西経済の振るわなさ→鉄道会社の収入頭打ちのため、新車を買う費用は相変わらず余り伸びず、依然として抵抗制御車はそれなりに残るのかも知れませんが、果たしてどうなるのでしょうか?
 とは言え、いずれにしても大阪環状線・森ノ宮区の103系はここ数年で大きく減ってしまったことは否めません。桜島線がらみの折返し運用には某テーマパークのド派手ラッピング車が入る確率が高そうですが、純然たる環状運用は……朝のラッシュアワーに合わせて訪れてもなかなか来なくなりました (-_-;)。



 とくに私が訪れた一週間前の場合で申しますと、外回りは奈良ウグイスの1発目を某駅で待っているあいだ……201や221・225ばかりで全然来ない! これはダメか……と思い、奈良ウグイス撮影後に次のスポットで2.5周目のウグイスを撮るべく内回りの電車に乗ろうとしたところ、こういう時に限ってオレンジ103登場~(汗)。しかも乗った直後に(要するにウグイスの続行で)外回りのオレンジ103と離合~(滝汗)。その離合したオレンジ103は天王寺で折り返してしまったようで次のスポットには姿を現さなかったため、ウグイスの2.5周目を撮影したのち内回りで相次いでやって来たオレンジ103をようやく撮影した時点です(とはいえ1枚目の画像は、自分が乗ってから2周しているという……爆)。
 何はともあれ、森ノ宮のオレンジ103は最近それなりの数が日根野に引っ越してしまい、ヘタをすると1時間同じホームで待っていても全く来ないという事態(私が訪れた日の外回りは日中まさにそんな状態……)も当然有り得るようになってしまいました。また、たとえ来るとしてもN40工事を施工した車両ばかりの編成である可能性が高く、1枚目のような感じで田の字窓車多数な編成に巡り合わせることが出来れば、それだけで十分ラッキーということなのでしょう。
 ちなみに、関東では完全に消えた201系は当たり前のようにやって来ますが、もともと顔が個人的に今ひとつアレなうえにN40化されており、音を除けば割とどうでも良い……ということで記事は省略 (爆)。あと、関西線からの区間快速・大和路快速に加えて、阪和線からの紀州路&関空快速の直通がいっそう促進され、加えて乗降が多い大正にも停車させるようになったことから、乗降客が少ない芦原橋と今宮を犠牲にするかたちで日中の環状線オレンジ各駅停車運用が減らされていることは一目瞭然です。大都会のド真ん中で快適な転クロ3扉車に当たり前のように乗れる大阪というところは何気に濃すぎる……と思う反面、その分103系が来なくなったことを寂しく思うものです……。