地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

南海・前パン日和 (2) サザン万歳

2012-06-16 00:00:00 | 都市民鉄 (近畿以西)


 ここのところ立て続いた南海模型発売まつり、「こうや」といいズームカー21000系といいニンマリする雰囲気ですが、昨日はさらなる悩殺アイテムとしてマイクロから7100系旧塗装車が発売されました♪ 個人的には旧塗装現役時代と復活時代のいずれも撮影する機会がなかったのは何とも遺憾ですが、まぁそれも運命……。とりあえず手許の7100系旧塗装車をしげしげと眺めることで、高度成長期における南海の佳き日々への思いをめぐらせたいものだと思っております (*^^*)。
 というわけで、先月の南海訪問カットから、7100系を先頭に堂々の8連で突っ走る「サザン」をアップしてみることにしましょう~。



 ラピートを除く南海本線の華といえば、10000系を特別車として含む特急「サザン」8連であることは衆目の一致するところでしょう。そんなサザンの魅力をヨソ者の視点からみた場合とりわけ、最新鋭の車両ではなくむしろ古参としか言い様がない7000系や7100系が10000系をエスコートして激走するところに惚れますね~。これもひとえに、10000系の性能が7000・7100に準じた抵抗制御であり(一部機器を旧1000系から流用した由)、自ずと混結相手が抵抗制御車に限られるからですが、特急用一般車としても相応しいインテリアを持つ現1000系との混結化改造を施すわけではなく、あくまで車齢約40年を上回る7000・7100系を使うのは、恐らく「混み合う4両のロングを避けたい方は是非特別車へ!」という南海の戦略なのでしょう。とはいえ、日中はいつ見ても特別車の車内はスカスカであり、嗚呼勿体ない……という思いを禁じ得ません。
 ともあれ、前パンの古参通勤車と1980年代的鋼製特急車が手を取り合う光景よいつまでも……と思うのですが、周知の通りサザンも世代交代が始まっており、こんな光景がいつまで続くのか見当もつきません。少なくとも、なるべく早めに撮り貯めておいた方が吉でしょうか……。