地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

秩父鉄道の熱い初夏2012 (5) 1000系3並び!

2012-06-06 00:00:00 | 地方民鉄 (秩父)


 抜けるような快晴の秩父・広瀬川原イベントから早くも半月が過ぎ、いつの間にか梅雨間近を思わせる湿気の多い日々が続きますが、そんなこんなで忙しい日々を送っている合間にネット上をウロウロしていたところ、ついにと申しますか案の定と申しますか……小豆1002Fが廃車解体となってしまったとは! (号泣) 3年前の5月30日、小豆編成の御披露目臨時急行を追い求めて影森駅を訪れた際には、「これで懐かしの小豆塗装との蜜月が始まる……さぁこれから何度でも通うぞ!」と胸を高鳴らせたものですが、結局は多忙に押し流されて秩父には余り通うことが出来ないうちに小豆1002Fとはお別れとなってしまいました。振り返ってみますと、超順光の申し分ないカットを撮る機会は結局三峰口での110周年イベントを除いてほとんどなかったなぁ……と忸怩たるものがあります。それでも、110周年イベントでチョコバナナ1007Fと並んだシーンはある意味で長年来の秩父ファンにとって最高のひとときでしたし、個人的には雪の影森駅での小豆練乳金時・たった一人の撮影会状態という究極の機会にも恵まれましたので、ラストランの予想が外れて結局広瀬川原での三並びシーンしか撮影出来なかったのも仕方ないと思う次第です。



 というわけで、恐らくネット上では最も遅い(?)今年の広瀬川原まつりの模様備忘録の第一弾として、1000系三並びシーンをアップしてみましょう。オープン前後の、臨時列車を含む激しい混雑を避け、11時過ぎにひろせ野鳥の森駅からチンタラと歩いて行きますと、なるほど予想通り青1001Fが真ん中に納まっており、その両脇には朝方熊谷に留置されていた小豆とオレンジが。そしてチョコバナナ1007Fは非常に撮りにくい位置に……。会場に掲示されていた1000系の廃車スケジュールによりますと、1007Fは今年10月限りとなっていますので(まぁ確かに小豆に少々遅れて検査&塗装変更を受けた以上、約3年を経てちょうどその頃に検査切れを迎えるわけで……)、1007Fは間違っても来年展示されることはなく、したがって1007Fも青orオレンジに代えて是非ここに並べて頂けないものか……と思ったのも確かです。しかし思い出してもみますと、小豆とチョコバナナは2009年秋の三峰口と2010年の広瀬川原で並んでおり、別の並びバージョンとして残存国鉄色2色と並んだのはそれなりに意味のあることなのではないか、と思い直した次第です。
 いや実際には、チョコバナナ1007Fがそこにいようがいまいが、1000系が3本並べば夢中になってしまうというのが人情 (笑)。というわけで、会場内の他の車両との間を行ったり来たりしつつ、幕が回るごとに激写したことは言うまでもありません♪ 幕回しサービスは毎度毎度非常に嬉しいものであり、担当者氏もノリノリで(?)一生懸命回して下さるのですが、2代目オレンジ1003Fの種別幕を回している間にとんだハプニングが起こった際には会場一同思わず冷や汗……。
 ともあれ、この秋に1007Fが廃車となったのち1000系は計3本となり、来年度中に全廃となるとのことですので、来年の広瀬川原まつりは小豆の代わりに標準塗装1010Fを加えた1000系三並びとなるのでしょうか、はたまた5000系や7000系と並べて通勤車三種並びとなるのでしょうか……。あるいは青帯三並びということで7000系ではなく6000系が加わるのか……いろいろ想像が尽きないですね。
 ※2枚目の画像は陸橋下の人道踏切にて手持ち超望遠撮影(さらに超トリミング)しております。列車往来の安全上、遮断機がない踏切で誰かが長時間粘り、それを真似して我も我もと人がたくさん溜まるのは好ましくないということで、すぐに撮ってすぐに出てくれと警備担当スタッフに言われましたので念のため。