歴史すら妄想的に描き換えて製作を始めた「社会主義東 (or北) 日本」のエレクトリーチカですが、前回アップした段階では相変わらずマスクの種車である小田急2220形の雰囲気、あるいは南海的な雰囲気が非常に強く、これでは「資本主義西 (or南) 日本」から輸入した電車または技術供与を受けた電車ということになってしまいかねません (笑)。そのような展開では、折角妄想に走るというのに些かもったいないことは否めませんので、塗装に先立ちもう少々手を加えてみました (^^;)。
具体的には……撫順FK1を製作した時点で購入してあった細い半円プラ棒を用い、社会主義計画経済的電車・客車共通アイテムともいうべき窓下の太いリブを表現してみたのですが、これで205系ボディと小田急2220顔をつなぐ一体感が大いに醸成されたように思います♪ また、2220形以後の小田急顔基本アイテムである貫通ドアの幕を埋めた次第です。さらに、ソ連やポーランドの電車を仔細に眺めた結果、正面部分にも雨樋を再現すれば、小田急的なイメージから相当遠ざかり、一層社会主義エレクトリーチカらしくなるだろう……と判断しまして、0.14mm厚・幅0.5mmのプラ線をオデコ部分から乗務員室扉にかけて貼ってみました。
こうして下ごしらえを整えたのち、いよいよメタルプライマー塗りを経て屋根のダークグレーを吹いてみたところ……うむ、これでだいぶ社会主義エレクトリーチカらしくなって来ました (笑)。もっとも、何やら南海11001系の初期車に似ているような気もして来たのですが……(滝汗)。ここらへんはさらにダークグリーンを塗れば印象がガラッと変わるはずです、たぶん (^^;;)。