東武が一世一代の大勝負で建設した東京スカイツリー、開業から間もなく1ヶ月を迎えますが、いやはやその人気はとどまるところを知らないかのようであり、連日10万人前後は軽く集まるというからびっくりです。とりわけ、目立つ存在と言えば如何にも戦後建築然として地味~な東武本社と、土埃にまみれた貨車がゴロゴロしているヤードのみという業平橋界隈の1980年代前半を記憶している者としては、まさに天地がひっくり返ったかのような観があります。
そんな東武伊勢崎・日光線では、スカイツリー開業以来「スペーシア」と「りょうもう」に記念HMを貼り付けており、しかも御スペの塗装変更車が次第に増えていることから、その名の通りに「粋」で「雅」な新塗装と、消えゆく御スペ旧塗装両方のHM姿を撮っておきたいという誘惑に駆られます。そこで先日、梅雨の晴れ間の平日休みを使って「東武ん補給」にレッツゴー! (笑) 取りあえず中央林間から急行押上行に乗ったため、押上で乗り換える際にはあの超閑散としていたはずのコンコースが人人人でごった返しており、これって絶対平日の押上ではない……と泡を吹いたのでした (^^;)。
そんなこんなでやって来ました伊勢崎線。一応御スペを狙ったことは確か……なのですが、平日は毎時1本であるうえ、まずやって来たのは個人的にハズレなサニーコーラルオレンジ編成 (苦笑)。勿論一応撮りましたが……。肝心の「雅」様も1回撮りましたが、浅草から折り返して来たところはうっかりミスってしまいました (滝汗)。まぁ柄にもなく特急車を撮ろうとするからこうなるのかも知れません。
というわけで、結局最も気合いが入り、かつ完璧に撮ったのは、例によって6050系♪ トブコでようやく、長距離高速列車用スペックにはそぐわない各駅停車状態から解放された6050系区間快速が、まさに鬱憤を晴らすが如く猛スピードで飛ばしまくる光景は……「これぞ東武の中の東武」以外の何者でもありません (*^^*)。
そんな6050系のうち、純粋な新造車が東急車輌改め総合車両に最初に入場する車両として金沢八景に向かって以来すでに2ヶ月半。そろそろどのような改造内容となるのか明らかになる頃合いだろうか……と思うのですが、もしそれがウワサされる観光列車への転用ではなく、既に新造車でも約四半世紀走っていることからして本格的な更新(とくに車体載せ替え?)であるとすれば、今後は恐らく編成美そのものが崩れて行く可能性もあります。というわけで、6050系の美しく雄々しき6連を記録するのも、もしかすると今のうちなのかも知れない……と思うにつけ、今年はしばらく東武に注力しなければならないなぁと覚悟を新たにする次第です(杞憂で終われば良いのですが。とゆーか、そもそも頻繁に通えないですし。汗)