地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

濃尾三州鉄遊覧 (3) 名鉄平日限定SR車特急

2012-06-10 00:00:00 | 都市民鉄 (中京圏)


 185系の兄弟車種である117系のJRC所属車を去る4月に撮影した記録を以前アップしましたが、その後は名鉄撮影へと転戦し、名古屋近辺をガンガン走るスカーレット・ボディを久しぶりに撮りまくりました。……と申し上げたいところですが、既にパノラマカーが来るはずもなく、その代わりに中部国際空港を目指す2000系や2200-2300系がジャンジャンと……。個人的には、名鉄が気合いを入れて作ったはずのこの2形式につきまして、どう見ても253系の亜流のように思えて何の興味も湧きません (苦笑→253系といえば、長電や東武直通バージョンもまだ撮ったことないですし ^^;)。また一般用VVVF車も「3000番台といえばAL車やHL車に決まってるだろ……ケッ」という印象しか湧かず、つくづく自分の脳裏の名鉄は80年代で止まっているなぁ……と痛感させられます (^^;;;)。 というわけで、来ると俄然盛り上がるのは、中学・高校生の頃名鉄に通った際に見覚えがあるSR車や6000系、軽快さと重厚さのバランスあふれる存在感が魅力的な1000系列、及び1000系全車特別車の生まれ変わりである新5000系であったりします。
 


 もっとも、AL車がまだまだ多数走っていた頃は、現存する最もSR車らしい車両である5300・5700系(80年代は登場ホヤホヤで、名鉄急行&高速新時代を告げているかのような輝きを放っていました……)ですら、ALに比べて全然つまらんと思っていましたので(首都圏では京急以外考えられない破格の車両であるというのに何という贅沢……)、今やこうして5300・5700系が姿を現しただけで激しく興奮できるということ自体、時の流れをひしひしと感じずにはいられないですね……。
 そんな5300・5700系、機器流用車である5300系のうち古い台車のままだったグループが姿を消したり、残存する編成も2扉が嫌われてラッシュのピークに名古屋に到着する列車からは外されるなど、すっかり昔の輝きを失ったかに見えますが、最近は2扉転クロ4連というスペックを活かす絶好の場として、平日ダイヤ・日中のみの名古屋~内海河和間・一般車オンリー特急が設定され、30分間隔でガンガン快走しています♪ まぁ裏を返せば、それほど平日日中の知多半島方面への特別車利用客需要がなくなってしまったことを意味するわけで、些か寂しさを禁じ得ないのも確かですが……とりあえず平日日中で適度に空いている5300・5700系であれば十分快適でしょうから、これで問題ないのでしょう。
 ちなみに2枚目の画像は、5700系6連を4連化した際、余った中間車に廃車5300系の顔を接合して誕生した、1編成のみの珍車・5600系です♪♪ 乗務員扉の直後に窓がないのが目印ですが、この編成に遭遇出来れば良いことがありそう☆……というわけで、その後も名古屋滞在中は時折雨模様ながら濃いぃ撮影が続いたのでした。4月の中京圏遠征の記録、まだまだ話題てんこ盛りですので、早く先へ進ませなければ……(汗)。