地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

スカ色の旧型国電を作る (14) 鬼のヤスリ工作

2012-06-19 09:40:00 | 超へっぽこ模型製作


 湿気が高く鬱陶しい季節、模型いじりをするにしても塗装をするのは少々ためらわれるものがありますが、そんなときこそLet's未塗装車体いじり (笑)。去る2月、371系の定期運用終了に象徴される御殿場線の激変に刺激されて、ふと無謀にも御殿場線73系長大編成の製作に着手したものですが、折角個人的にも思い出深い御殿場線を製作する以上、特徴的な車両を切り接ぎでこさえなければならぬ……と思いまして、サロ45改造サハ78を2両(トイレ付き・無し各1両)を組み込むことにした次第です。しかし、2扉車にさらにドアを2枚挿入する作業がそう生やさしいものであるはずがなく、当然の成り行きとしてしばらく放置 (笑)。これではいかんなぁ……というわけで、日頃の憂さ晴らしを兼ねてしばしカッター&ヤスリ作業に没頭し、個人的に満足の行くきっちりした雰囲気の1両(サハ78 030となる予定→妻窓設置。ドアが実車と異なり「タイプ」ですが ^^;)が組み上がりました♪ トイレ付き(車番は401)のヤスリがけはこれからであることを思うと依然溜め息ですが (^^;)、梅雨明けにまとめて塗装!を目指し引き続き奮闘したいものです (笑)。



 いっぽう、既にGM板キットから製作したスカ色車両を先日久しぶりに全部出して眺めたところ……ほとんど2扉車ばかりで、唯一の例外として半流3扉クモハ41・51に連なる車体デザインのクハユニ56が1両あるのみ (^^;;)。そして、飯田線4連を現状で2本組めるのに対し、クモハユニ44 803を組み込んだ身延線用4連を組むためには電動車が1両足りないことが発覚しました (滝汗)。そこで急遽、手許にストックされているGMクモハ41板キットを活用して、クモハ41 850を製作することが決定~(いつもこんな感じで無計画・行き当たりばったりでやってます ^_^;;;)。
  しかし、普段模型製作で参考にしている『ガイドブック・最盛期の国鉄車両』をジーッと眺めてみますと、GM板キットから完璧にクモハ41 850を再現するのは所詮ムリであることが明らか。木製窓枠かつ配管無しマスクが板キットにはなく、しかもGM板キットクモハ41における最大の問題点として、第二次平妻型を再現するのは相当困難……。運転席直後は窓1枚を2枚にしなければなりませんし、非運転台側の窓配置も窓と窓の間を少々離さなければなりません。このうち、非運転台側を再現するのはとてつもなく面倒ですので諦め、運転席直後はサハ48からクハ47を作った際に余った車端部窓を2つ切り接ぐことにしました。そして正面は妥協として、クハ47 100番台のキットに付いているマスクを流用~。まぁそもそも、ドアを実車と同じ二段窓としていませんので、「引退間際には正面窓と側面ドアのHゴム化が進んでいたかも知れない」という架空設定の「タイプ」ということで……(滝汗)。
 というわけで、相当シビアに接合面のヤスリがけを心がけ……最終的に全く切り接ぎがない反対側側面と長さを揃えることが出来ました☆ 
 そして今回2両の整形工作を進めるにあたっては、最初から全部紙ヤスリで整形するのではなく、かなりの程度までカッターの刃を細かく動かす方が効率良くキッチリとした整形になる……ということを発見したのでありました (今さらかよ……という感じですが。笑)。今後は隙間にパテを埋めて仕上げのヤスリがけを行い、屋根に踏み板を設置し、塗装へと持って行こうかと……♪