自宅で講読している『神奈川新聞』は、毎年元旦になるとかなり鉄分濃厚な記事を1面に載せる傾向があり、さて今年は……とワクワクしていたのですが、鉄道そのもののビッグプロジェクトや「あっ」と驚く新型車両の登場という話題は載っていませんでした。さすがにそのような展開は滅多にあるものではなく、来る3月の東横副直にしてもあくまで都内の話であって神奈川県に直接関係があるわけではありません (間接的には勿論絶大な関係があるのですが)。
というわけで、新年早々若干の肩透かしを食らいましたが、その代わりに鉄道駅を取り巻くビッグプロジェクトとして、約20年来凍結された状態であった横浜駅西口再開発計画が、いよいよ地権者の合意取り付けを経て本格着工とのこと! 周知の通り横浜駅西口は、戦後まで長閑な田舎や砂利置き場であったところ、昭和30年代に相鉄が開発を手がけて以来急速に変貌を遂げて今日に至っていますが、一大商圏にしては高層化が進んでおらず、何ともゴチャゴチャとした雑居ビルが密集する空間でもありますので、ここに手を入れれば世界の中心・横浜 (横浜市歌を知っていればこの表現は当然理解可能でしょう! 笑) に相応しい面目を整えうるのみならず、一大商機を生み出すことが出来る……と皮算用を弾いているようです。
それは同時に、横浜駅西口開発の立役者である相鉄にとって一大チャレンジとなることでしょう。現在、西谷から分岐して横浜羽沢に至るJR直通工事も本格化し、湘南新宿のE231や埼京線のE233と相鉄11000系が同一線路上で競演する光景も次第にリアルなものとして想像することが可能になりつつありますが、それは同時に相鉄横浜駅利用客の減少にも結びつくわけで (運賃面では、横浜経由と新線経由のどちらでも同一運賃で都内に到達出来る制度を模索中とのこと。同一定期券を保持しながら都合次第でルートを変えることが可能となりますが、少なくとも多少は新線に逸走することは否めないでしょう)、横浜駅商圏の魅力アップは当の相鉄にとっても欠かせない課題であるはず。そこで、横浜駅そのもののサグラダ・ファミリア的な大改造が終了したのも束の間、今度は西口全体がサグラダ・ファミリア的に時間をかけて大変貌して行くということで、いや~果たしてどうなることやら (汗)。
というわけで、「何を今さら」な感は否めませんが、昨年の晩夏にプラレールHMつき7000系を撮影したついでに集中的に撮り貯めた新7000系新塗装の画像をアップしてみます (^^;)。ここ1~2年中に予想される7000系の引退後は、これまでとにかく趣味的なスポットライトが当たらなかった新7000系も注目を集めることになるのでしょうが、そうなる前に少しずつ、中小私鉄から大手私鉄へと格上げされた頃の気合いがデザイン面にこもった新7000系の雄姿を撮り貯めて行きたいものです♪ そして今月はいよいよマイクロから相鉄8000系が発売されますが、新7000系もいずれ何卒宜しくお願い致します……! (爆)