地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

川崎港から旅立つキハ52・58 (約5年前)

2013-01-07 00:00:00 | 貨物列車 (神奈臨)


 松の内最終日となり、年末年始の旅行シーズンも終わりを告げた今日この頃ですが、一方ではそろそろ春の観光シーズンを見据えてあれこれプランニングを始める頃……。私は年末年始に遠出しない分、毎年3月頃に外国をウロウロするのが最近の恒例となっております。そこで先日、鶴丸派の私は……公式HPを眺めながらポチッとな (爆)。というわけで、川崎港で日本に永遠の別れを告げたこれらの車両をお目当てにビルマ (ミャンマー) を訪ねる計画が一丁上がり♪ もっとも、RP誌でお馴染みで、私もいつもお世話になっている斎藤幹雄様が度々レポートされている通り、荒っぽい扱いや部品不足がたたって離脱した車両が多数あるとのことで、川崎港にてナマで見送った車両とは遭遇できない可能性の方が大きいのですが (汗)。



 とはいえ、他にもいろいろな車両が海をわたっており、さらにはビルマ国鉄オリジナル車やC国からの貰い物罐&客車も個人的には大好きですので、まぁいずれにしても4泊5日 (活動時間は3.66日程度) の滞在をどう組み立てようかと今からワクワクしております。また往路では、19年ぶり (汗) にバンコクにも寄って鉄活動しますので (とはいっても2泊3日ですので、基本的には近い将来やりたいと思っているマレー半島縦断鉄旅の下見程度しかできませんが)、相当忙しい一週間になることでしょう。暑期の強烈な炎天下に耐える体力をつけなければ……(笑)。
 それにしてもウワサ通り、ヤンゴンの宿代の激烈な急騰ぶりはスゲェ……(鬱)。カネはないけどヒマはあるパッカー向けのゲストハウスはさておき、長い休暇をとりづらいヲッサンが炎天下のヲタ活動の疲れを癒やしつつそこそこ快適に過ごせるような宿であれば (老朽化には目をつむります)、明らかにインドネシアの倍以上しますし、日本のビジホよりも高い……。しかも、どれだけ高くとも思い立ったときに予約しなければ、鉄ヲタ活動にもバスヲタ活動にも便利な中央駅~スーレーパゴダ界隈の宿は、約2ヶ月先といえども速攻で埋まって行ってしまうという……。約2年前に発行された『地球の歩き方』(新しいの買えよ、と ^^;) には「ヤンゴンの宿は明らかに供給過剰」とあるのですが、一応の民政移行と主要国による経済制裁の解除によって全てが一気に変わり始めたこの国の現状を最も象徴しているのが宿代なのでしょう。もともとヤンゴンは第二次大戦頃まで東南アジア最大の都会であり、今もビルマ (ミャンマー) の潜在的実力を以てすれば、商都としていっそう発展することは間違いないわけですから、今後雨後の筍のように宿が増え、宿代が東南アジア主要都市一般相場に落ち着くまでの我慢比べでしょうか?
 しかしそれまで待っていると、これまでの古き良き雰囲気、そして現在稼働している車両が失われてしまうでしょう (キハ52・58や早期に海を渡ったレールバスがヤバいらしいのみならず、元々右側通行のウリナラ[笑]中古が徐々に日本製中古バスの世界を浸食しつつあるといわれます)。宿代よりも優先するべき価値がいまそこにある、と理解するべきなのかも知れません。