雪雲が気まぐれなのか、それとも○象庁の予測がハズレまくりなためか、とにかく雪が何処に降る降らないという問題をめぐって振り回される今日この頃。約1週間前に首都圏を襲った水気たっぷりな大雪はその最たるものですし、日本海側で大雪が降ると言っておきながら実は全然降らなかったという展開も……。去る金曜日、1~2ヶ月に1回の京都出張に出掛けたついでに、例によって出張ついで鉄として北陸の某所を訪ね (当面レポートは後回しにします)、しかも大雪の予報に思いっきりワクワクしまくって前夜のうちに東京から到着しておくという気合いの入れ方だったのですが、結果は超スカ (号泣)。線路にうっすら積もった雪も昼前にはかなり融けてしまっただけでなく、水っぽい吹雪ときどきドピーカンという分けの分からん天気ゆえ露出調整も地獄状態でした (-_-メ)。
とはいえ撮るものは撮りましたので、「まぁ目出度し……でもドカ雪シーンは近いうちに要リベンジだな」と思いつつ京都に向かおうとしたところ、予約していたサンダーバード28号は山科での信号故障&湖西線死亡のため米原経由に (滝汗……琵琶湖の絶景を楽しむため進行方向左側の席を予約していたのですが -_-)。もっとも、延着予定時刻を聞くにつけ、京都での用務にはちょうどドンピシャで間に合うことから、ジタバタせずに車販の珈琲を買い、のんびりと窓外の景色を眺めていたところ……あれれれ?何だか琵琶湖東側~東南側の積雪はパッと見でも10cm前後あり、日本海側と比べて気合い十分なんですけど……(@o@)。とくに米原~近江八幡間は、黄昏時の雪景色が余りにも見事過ぎ!
というわけで、翌土曜日 (19日) の関西での撮り鉄予定は、久しぶりにガチャコン近江を探訪することに決定!! しかも近江は釣掛220といい元西武軍団といい、かねてから是非「ネタな車両をのんびりじっくり撮りたい……」と思っていたものの、結局ほかの場所との兼ね合いで後回しになっていましたので、これはもう素直に「雪景色のガチャコンを撮ると大吉なるべし」という天の声と判断せずにはいられないわけです、はい (^^;)。
そこでまずは、京都駅前の宿での朝食を手早く片付けて、223系の普通列車で彦根へ! 最初の狙いは勿論、雪化粧した彦根の保存車両を撮るためです♪ ここで効率よく様々なアングルから保存車両を撮るためには曇りがベストであり、天気予報でも彦根は曇りとあったことから「では是非近江八幡や貴生川ではなく彦根からスタートを!」と思ったのですが、車窓から北の方を望むにつけ、大津界隈の頭上の晴天がどんどん北上しているように見え、「あぁ~普通はトロい!何で京都7時4分発の新快速は土曜休日運休なのだ!」とイライラ (爆)。まぁ、琵琶湖の向こうに見える白銀の比良山系を車窓から眺める223系のプチ旅は、それなりにいとをかしでありましたが……。
というわけで8時21分、やっとこさ彦根に到着! 幸いにして曇りが続いていましたので、速攻で彦根「魔境」を上から横から激写しまくり♪♪ 周知の通り、かつて廃車体が数十両ひしめき「魔境」とも呼ばれた近江鉄道・彦根のヤードは、今や駅前再開発と合わせて近江鉄道ミュージアムが見事に整備され、保存車両も超貴重な文化財級の古典電機を中心としたものに整理されていますが、それでもこれら古典電機をはじめ保存車両の密度の高さといい、あるいは西武の電車にアッと驚く大改造を施してデビューさせてしまうという彦根工場の「場の雰囲気」といい、未だにここには「魔境」と呼ぶべき何かがあるような気がするのは私だけでしょうか? しかもたまたま見事に雪化粧し、恐ろしく底冷えする冷気が包んでいたことからして、何やら幽玄ということばすら脳裏をよぎり、とにかく指のかじかみなど一切お構いなしにシャッターを切りまくったのでした (笑)。