しばらく来ないうちに結構展示車両のラインナップや展示位置が変わっている近江鉄道ミュージアム、一昨日の時点では保線用モーターカーと有蓋貨車ワ34・35が手を取り合って編成を組んでいました。かつてEL天国であった近江鉄道で、モーターカーが日中に有蓋貨車を牽引するという展開がみられたとは到底思えず、あくまでミュージアムの展示の一環であることは間違いないでしょうが、有蓋車の車体上部に巻かれた黄帯と相俟って結構サマになっていると思うのは私だけでしょうか?
いっぽう、道路脇から一番見やすい位置には、黄色い砕石運搬車ホキ11・13が。この手の車両としては割と一般的なスタイルかも知れませんが、何と言っても黄色が眼を惹きますし、驚くべきことに彦根工場の自作品とは……! 電車の魔改造だけでなく貨車も新造できるという彦根工場の実力、まさに恐るべしです (^^;
なお、この他の彦根車両コレクションのうち、モハ501はミュージアム入口の脇で直営保育園の遊び場に化けていました (汗)。一方、モハ506・クハ1501 & 1506、及びLE10の姿が見えなかったため、一体どうなったのだろう……と思い帰宅後検索してみたところ、何と昨年解体されてしまったとは! (号泣) 自作電車の輝かしい歴史 (?) を物語る車両といい、ローカル線の一時代を語る上で欠かせないLE-10といい、これはこれで非常に貴重な車両のはずですが、やはり雨風に晒され続けるだけでは華奢な車体の痛みも限界に達していたのでしょう……。むしろ、以前しっかり見物しておいて良かった、と思うしかないのかも知れません。
また、放置され朽ち果てていた車両といえば……高宮駅のホッパ車や無蓋車もいつの間にか消滅! かつてのヤード部分は広々とした雪原になっていました。かつての彦根大魔境といい、高宮駅放置車両といい、突然大規模に解体大会が展開されて様相が一変する……というのがガチャコン流なのかも知れません。