今回の鉄コレ第17弾のうち、恐らく最も地味な存在感であるのは、京福福井ホデハ261と庄内モハ8であるということで、恐らく衆目一致するところでしょう (^^;)。このうち、実車が計3両あった京福福井261につきましては、他の京福福井&えち鉄車両と並べるという楽しみがあり、事前の個人的計画では「3両を確実にN化→もう1両もついでにN化して妄想4連実現」というプランを描いていたのですが、庄内交通につきましては……私が幼稚園に入る直前に廃止となってしまいましたので、そもそも路線が存在していたという印象自体が希薄でして、4ボックス購入により4両揃うモハ8も、当初はN化作業保留・フリーランス化塗装変更候補車両という位置づけに過ぎなかったのでした (滝汗)。しかし、いざ開封してみますと、庄内モハ8も如何にも田舎電車ムード炸裂で良い感じではありませんか! というわけで、車体は何もいじらずにN化を実施し、しかもド妄想の4連運転実施……(爆)。というわけで、異なる地方私鉄が4連を組んで相互直通運転をするという極めてナンセンスな光景が実現しました (^^;)。
いっぽう、そんな有り得ねぇ~シーンに固執せずとも、こんな感じで単行が貨車を引っ張るという牧歌的シーンも実に良く似合いますね♪♪ 庄内交通は日常的に電車牽引による混合列車をやっていたようですし、京福福井の場合はELを多数持っていたことから基本的には電車による混合列車はなかったと推測されるものの (京福福井の廃止時に刊行された『越前線写真帖』でも、超古参電車が福井口で貨車の入れ換えをしてことを示す写真がありますが、ホデハ261はその役目には登用されなかったようです)、ひょっとするとこんな感じで臨時にタキ入換に動員されていたのかも、な~んて想像するのも楽しいものがあります (^^;)。
それにしても、こうして京福福井と庄内交通の相当シブい面々が出たということは……両社の共通項として今後、東急3250形改め京福ホデハ301形・庄内デハ101 (そして静岡鉄道モハ16) が出るという兆候を示しているのではないか……??と思います。東急3250形は、池上電鉄から継承した非常に堂々とした風貌の車両ですが、如何せん大東急において池上電鉄の車両は、東横・目黒蒲田陣営の車両とは制御器が大幅に異なるために混結出来ないという継子的存在であり、戦後間もなく運輸省から小田原線1800 (国鉄63系) 及び東横線3700の割り当てを受けたのと引き替えに上記3社に放出されたという、東急史的には不遇な車両の代表格でもあります。しかし、そんな不遇さはどことなく社型国電に通じる哀愁を感じさせ (?!)、堂々たる車体と相俟ってグッとくるものがありますので、もし今後本当に東急3250形出自の3種類が鉄コレになるとしたら鼻血モノですね♪ 折しも今年は間もなく池上線全線開通85周年を迎えるということで、東急事業者限定鉄コレとして3250形が出るのも悪い話ではないという……♪ (←マイナーすぎて売れるわけねぇか ^^;; →というわけで「んなもん出ない」に一票 -_-)