ヤンゴン松浦塗装三兄弟のうち、もう1両はMR-111改めRBE2577。訪問時には基本的に、板張りのボックスシートが車内にズラリと並ぶ軽量客車・RBT837とコンビを組み、早朝4時台にヤンゴン中央駅をティラワ行として発車したのち、終日ひたすら走り続け、ヤンゴン~ティラワ間を2往復する運用に入っていました。
いや……ひたすら走るという表現は誇張し過ぎかも (汗)。と申しますのも、キハ52の記事で触れました通り、ティラワ支線は軌道状態が極悪で、速く走ろうとしても絶対に不可能な状態 (爆)。それに加えてティラワにて折返し待ちの時間がたっぷり設定されているため、とても気合い十分の活躍とは言えません (笑)。
というわけで……早朝出発したティラワ行が、片道40数km (?) の道程を往復して戻って来るのは正午前 (^^;)。自ずと、乗って機回しを撮らなければ沿線での撮影機会は極めて限られるわけで、この編成を撮影したのは真っ昼間の鬼の炎天下をガマンしながらの一回きりです (-o-;;)。
それにしてもティラワというところは、一応造船所や海事大学が置かれているなど、ヤンゴンの外港として重要な位置づけであるとされ、日本中古DC・PCも必ずティラワ港を経て入線しているほか、日本の今後のミャンマー投資においてはティラワを重点的に開発して各種産業を誘致すると喧伝されています。しかし、今のところGoogleマップで鳥瞰しても、中古車荷揚げ場を除いて全然のどか~な場末という雰囲気しか感じられませんし、そもそもティラワとヤンゴン及び他の内陸を結ぶ道路・鉄道といえば、C国の援助で架けられた単線&上下各1車線の鉄橋のみ……。というわけで、今後の日本の援助も含めて一体どうなるのか、一介のヲタながらもこっそり注目して行きたいと思っております (汗)。