地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

秩父鉄道C58・鉄道の日HM姿

2007-10-25 22:40:43 | 地方民鉄 (秩父)


 早いもので秩父1000系スカイブルーお披露目運転から10日が過ぎてしまいましたが、この日はメイン・イベントである国鉄色1000系撮影のついでに、臨時急行の直前・直後にやって来たパレオエクスプレスの撮影も楽しんでみました。
 SL撮影を「ついで」とは、SLファンの皆様からお叱りを受けてしまいそうですね (^^;)。でも正直申しまして、物心ついた頃には横浜界隈からSLの姿は消え、幼稚園児の頃に通常の営業列車としてのSLは完全に消滅しましたので、自ずと鉄道趣味も電車や気動車が中心となり、SLへの思い入れは薄いものにならざるを得ません。その後復活した各地のSLを追い回す資金・時間も、なかなか確保できませんし……。
 それでも、山々にこだまする豪快な汽笛の音が次第に近づいて来るのを待つのは、やはり最高に楽しいものですね (*^^*)。ファインダーの中を迫り来る勇姿に酔いながらも、何故自分はもっと早く生まれてこなかったのだろうか……という、釣掛式電車を追いかける際に抱く思いにとらわれずにはいられないのでした。



 この日のパレオエクスプレスは「鉄道の日」記念HMを装着し、ひときわインパクトある姿で迫って来たのですが、何ともはや天気暗過ぎ! 黒とダークグリーンの編成を、シャドウを潰さずに写すためには、一体露出をどう決めたものか……本当に悩みました (-_-)。ただ、それもパレオエクスプレス撮影においては恐らく小さな悩みなのかも知れません。何故なら……窓から手や顔を出しているヤツが多過ぎるからです……(-_-;メ)。しかもこの日の客に至っては、何と車窓から「おし○かじり虫」の人形をニュッと突き出している始末 (爆)。余りにも悔しいので、レタッチには念を入れ、車窓の外にはみ出している全ての手や顔は消去させて頂きました……。本来は禁じ手ですね……悪しからず。まぁ取りあえず個人的には、執念が実って気分爽快だったりします (^^;
 ちなみに2枚の画像はどちらも影森付近での撮影ですが、SLにとっては余りムードが出ない場所ですね (^^;)。特に三峰口行発車シーンは煙がスカスカですし……。もっと他の場所での記録を強化しないと……(^^;;

雨の近江訪問記 (1) 彦根で電機三昧

2007-10-24 21:07:06 | 保存・園内・特殊車両


 先日、関西方面へ出張して来たのですが、例によって出張中は一定の拘束時間を除けば基本的に撮り鉄時間がありまくり……という商売をしておりますもので (^^;)、その機会をフルに活用することにしました。
 ただ、ひとくちに関西の鉄道といっても様々なターゲットがあり、用務・宿泊地とその時々の旬なスポットの組み合わせによって自ずと周遊コースは変わります。そこで今回は、琵琶湖の畔の草津に連泊するという機会を活用しまして、かつて廃車体がひしめいていた彦根の車庫をすっかり整備して「近江鉄道ミュージアム」を開催中の近江鉄道を久々に訪ねてみることにしました。
 当初は、まず「ムーンライトながら」で大垣に向かい、新たに発足した養老鉄道、そして美濃赤坂にたたずむ西濃鉄道の機関車を眺めてから彦根に向かうプランを立てたのですが、出発日は早朝から夜間まで超ハードワークとなってしまったため、ながら計画はあっさり放棄 (まず後々の体力を考えるようになりまして……三十路の哀しさですね ^^;)。まったりと「こだま」で米原へ向かったのでした。



 そしていよいよ彦根へ! しかしこういうときに限って無情の大雨……(ToT;;)。しかも、雲が厚くて異様に暗く、ISO100では1/8、f8という無茶苦茶な露出……。ふつうに雨が降っている日と比較しても1/4ほどの光量しかありません。
 しかし、せっかく念願かなって近江の古典電機群を目の前にしている以上、断じてここでめげるわけには参りません (爆)。こういう場合の必殺道具こそ……天気予報を事前に見ながら「恐らくこういう展開になるかも」と覚悟して荷物の中に忍ばせてきた、一眼レフの使用に耐える小型軽量三脚とケーブルレリーズです! そこで、降りしきる雨の中、背広はズブ濡れになりながらも (^^;) あれこれアングルを変えつつ、大満足のカットを量産したのでした! しかも、低速シャッターを切っているため、降りしきる雨粒が画面では完全に流れてしまい目立ちません (^o^)。
 そして……大雨だろうが関係なくファインダーを覗き続けた私は、目の前の超古典電機群にもうメロメロ……。ED31はもと伊那電気鉄道、ED14は東海道線が東京から国府津まで電化された際に投入された由緒ある車両、そしてロコ1101はもと阪和電鉄の薄幸の機関車……。こんなELが解体もされずにこれだけ素晴らしい保存状態を保って一同に会しているというのは、奇跡としか言いようがありません!
 しかし、彦根の近江鉄道ミュージアムはこれだけではない!ということで、続きはまた改めて (^^;

東急8614F「伊豆のなつ」@梅島!

2007-10-22 19:50:21 | 大手民鉄 (東急)


 最近はすっかり北海道ネタと韓国ネタを中心にお送りしており、先日も関西で出張撮り鉄しておりましたので、気がついてみれば東急ネタは、先日の長津田工場デヤ+伊豆急8000系ネタを除けばご無沙汰になってしまいました。本当ならば東急8000系列の危機こそ差し迫った問題でありまして、しかもここに来て池多摩線用の新車 (名称は『○れいん』誌によると7000系に決定) の甲種輸送も発表されたことなどもあり、東急をもっと積極的に撮りたいのはやまやまですが、如何せん仕事の都合上どうしようもありません (^^;
 というわけで、9月の上旬に現在の主力デジ一眼となっているEOS 40Dを試し撮りした際の成果をアップしてみることにしましょう。このときは基本的に、東武6050系と東急8500系をふつうに撮影し、買ったばかりのデジカメの撮り心地を確認できればそれで良し……という心づもりだったのですが、何と「伊豆のなつ」8614Fが登場してくれましたので大興奮! (*^^*)。梅島で「伊豆のなつ」を撮るという課題は見事に達成されたのでした……。次は小菅・松原団地・新田のいずれかですね (^^



 その後、梅島の上りホーム最先端から下り急行線を行く列車を撮影していたところ、青帯のシャボン玉編成・8637Fもご登場! 個人的にはこの編成との撮り鉄相性は余りよろしくなく、だいたい本命編成を撮る前の前座・練習というときに現れることが多いため、ついつい気も緩みがちになってピンズレやブレが生じてしまいがちでした (汗)。しかし、今回は完璧にキメさせて頂きました (^o^)。やっぱり梅島って良いところだなぁ……ということを、これらのカットを眺めるにつけ改めて噛みしめております (^_^)。
 そして今や、東急5000系のさらなる増備によってついに、東武乗り入れ対応編成にも運用離脱車が発生する (8613F) という世の中となってしまいました……。それだけに、東武線内での東急8500系撮影も、改めて積極的に取り組まなければいかんなぁ……と思っています。

千葉のスカ色113系を撮る@本千葉

2007-10-18 07:48:54 | 国鉄型車両


 ここのところ当ブログでは北海道や韓国など、首都圏から見て遠いところの話題が多くなっておりますが、もちろん近場の魅力的な車両を脇に置こうというわけではございません。むしろ……北海道では711系にどっぷり漬かり、秩父ではオレンジ1000系にハマってしまったことから、伝統の国鉄色と国鉄顔をともに備えた車両へのとめどない渇望が……(爆)。
 そこでふと思い出したのが「すぐ近場の千葉支社スカ色113系を、じつは最近ロクに撮っていない!」という冷や汗モノの事実です。というわけで、韓国へ出張する1週間前、ふと「韓国鉄道博物館でスカ色に興奮する前に、日本の正宗スカ色を楽しんでおこう!」と思い立ちまして、「もし飛行機が落ちたらこれが今生の撮り納めじゃ」という悲壮な覚悟とともに (ウソ) 千葉へ向かったのでした。早いもので1ヶ月以上前の撮影ですが、秩父国鉄色まつりとあわせてアップしてみましょう。
 千葉で総武快速を降り、先発の外房線113系に乗り込もうとしたところ、隣にはやけに長い編成が……。そこで思い出したのが、真っ昼間の内房線を堂々10両編成で往復する運用の存在です! さっそく本千葉で下車し、目出度く激写したのが↑のシーン!! (*^O^*)



 それにしても、同じ時間帯の内房線や外房線では4両編成の列車も珍しくない中、何故1運用だけ10連で運用されるのか、真相はさっぱりナゾです (^^;)。ただ、乗る際にこの運用に当たれば最高にラッキーなわけでして、ガラ空きの車内でボックスシートを独占しながら113系のデンジャラスな走りを堪能するひとときは……心からの幸せを味わえます (爆)。もちろん、撮影しても幸せ度は200%! 何故なら、サロが連結されていないことを除けば、かつての横須賀・総武快速線基本編成とほぼ同じノリを味わえますので……。
 このほかの昼間の113系はほとんどが4両か6両編成で、たまに8両編成が現れるといった感じでしょうか (詳しくは市販の『普通列車編成両数表』をどうぞ)。短いなら短いなりに大いに楽しめてしまうのも幕張スカ色113系の魅力ですし、非ユニット窓車は既に消えてしまったものの (T_T)、0番台・1000番台・1500番台・2000番台……それぞれの微妙な雰囲気の違いを味わうことも出来ます。個人的にはアンチクライマー付のクハが来ると大喜びですね (^_^)。

秩父鉄道1000系・鉄博HMオレンジ!

2007-10-16 18:59:25 | 地方民鉄 (秩父)


 「鉄道の日」の秩父訪問は、もちろんスカイブルー1001Fが最大のお目当てでしたが、もちろん去る9月頭に登場したオレンジ1011Fの撮影も外すわけには行きません (^_^)。しかも、天気は曇りということで、三峰口での折り返し待ち長時間停車のあいだじっくりと撮影するという絶好の機会を楽しむことができました! 
 もちろん、オレンジ1011Fのデヴュー当日が曇りだっただけに、快晴に映えるオレンジを撮りたいのも確かですが、まあそれもいずれ何度でも撮影できるはず。むしろ、深い山懐に抱かれた三峰口らしいムードの中、逆光を気にせずに編成写真をじっくり記録するのであれば、曇りか雪の日がベストなのです。これまでの約1ヶ月半にわたる土日限定運用サービス期間のあいだ、韓国出張その他の多忙にもかかわらずチャンスを期待し続けていたのですが、限定運用最終日にうまくめぐり合わせることができ、本当にラッキーです (^o^)v



 当日はまず、熊谷から三峰口まで、窓枠の外側のオレンジ「チラ見え」(^^;) を楽しみ、かつMT46サウンドに心酔しながら通し乗るというメニューを設定したのですが、この日は季節柄ただでさえハイキング客が多かっただけでなく、手製の花火を打ち上げる「龍勢」という祭りが沿線で行われたため、皆野まで立ち客も出る乗車率……。オバチャンの会話もなく静かで空いている車内で走行音だけに集中するという目論見はハズレました (苦笑)。
 御花畑から先は、ごく僅かな札所巡りや三峯神社参拝の客を除けば、空いている車内のほとんどの客は「鉄」(笑)。三峰口到着後は早くも (まったりとではありますが) 撮影大会となりました。しかし、1011Fはすぐに駅南東側の洗車線に引き上げ (^^;)。1011Fは他の数本の列車が1番線で着発を済ませたのち再び出庫、ようやくじっくりと撮影できましたが、その間のんびりと三峰口駅の雰囲気を楽しみながら待つのも一興というものでしょう (^_^)。
 何はともあれ、今回鉄道博物館オープン記念HMつきの姿を撮影できたのは最初で最後なわけで、非常に貴重なシーンに大喜びでしたが (デジカメにつきカット数が膨大に……汗)、今度はHMが付かないまっさらな姿で三峰口に佇んでいるところを記録してみたいと思っています。また、取りあえず当面の課題は、スカイブルー1001F@三峰口についてもオレンジと同じく、土日限定運用期間中に曇り日に記録することですね。