小金沢ライブラリー

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今週のNXT #266  ケンドリックを見られるのもNXTだけ!

2015年03月09日 | 今週のNXT
ヒデオ・イタミ ◯-× ブル・デンプシー
(ドロップキック)

フィン・ベイラーに喰らったジョン・ウーがオープニング映像にも追加されたヒデオが落ち目のデンプシーを迎え撃つ。
倍近い体重のデンプシーに序盤から圧倒されるが、ブサイクへの顔面潰しからのドロップキック連発であっさり逆転勝ちした。

しかしエントランスで勝ち誇っていると特番で下したタイラー・ブリーズに急襲される。
スーパーモデルキックで倒されるが、ブリーズが自撮り棒で撮影にいそしんでいる間に蘇生し、すぐさま報復した。


ルチャ・ドラゴンズ(シン・カラ&カリスト) ◯-× タイ・ディリンジャー&ジェイソン・ジョーダン
(サリダ・デル・ソル→シン・カラのセントーンボム)

ディリンジャー組の入場中に先週デビューしたソロモン・クロウの映像が流れ、ゴング前から消化試合の雰囲気。
珍しくドラゴンズが優勢でディリンジャーを長時間にわたり攻撃。どうにか脱出して交代しようとするも、ジョーダンは試合中に一度タッチを拒否されたのに気を悪くしたか、試合放棄して去ってしまう。
残されたディリンジャーはツープラトンを浴びて敗北した。
組むだけ組ませて初戦以来ずっと未勝利のディリンジャー組にようやく動きがあった。


バロン・コービン ◯-× タイ・ディリンジャー
(エンド・オブ・デイズ)

ディリンジャーはリングに残りジョーダンが説明するまで動かないと訴えるが、そこにコービンが登場。
最初から予定されていたように普通にゴングが鳴らされ、秒殺で連敗した。


ベイリー ×-◯ ベッキー・リンチ
((白目式)腕固め)

テンションの高い両名はほとんど動きを止めずに激しい応酬を繰り広げる。
終盤、ベイリーがビーストモードを発動し猛攻を仕掛けるが、左腕を痛めたのをベッキーは見逃さず、脇固めから永田裕志の白目式腕固めへ白目を剥かずに移行しタップを奪った。


フィン・ベイラー ◯-× ブライアン・ケンドリック
(クー・デ・グラ)

先週のライノに続き、二度の解雇を経てケンドリックが復帰!
ZERO1など日本でも活躍したケンドリックは特にこれといった抗争相手がいないおかげで1年以上もWWEタッグ王座を保持した記録を持つ強豪。当面はNXTだけの参戦となるようだ。

ゲスト解説でNXT王者のケビン・オーエンズが参加し、挑戦権を持つフィンを偵察。しかし実況陣の発言に気を悪くしさっさと帰ってしまう。
せっかく復帰したケンドリックもいまいち精彩を欠き、終盤のコーナーからの飛びつきDDT→ミサイルキック→タイガースープレックスも返され、必殺のスライスブレッドNo.2(不知火)も回避されるとスリングブレイド→ジョン・ウー→ダイビングフットスタンプを浴び完敗した。
フットスタンプには「とどめの一撃」を意味するクー・デ・グラという名前が付けられた。

試合後、オーエンズが再度現れ解説のアレックス・ライリーを襲撃。おっ、ライリーも復帰するのか。
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先週のNXT #265  ライノが見られるのはNXTだけ!

2015年03月06日 | 今週のNXT
・新NXT王者ケビン・オーエンズが演説

番組冒頭でGMのウィリアム・リーガル卿が、新王者になったからといってオーエンズの好きにはさせないと釘を刺し、エイドリアン・ネヴィルとの試合を命じた。腕組みして苦みばしった表情が素敵すぎる。
NXTデビューからわずか3戦で王座を奪ったオーエンズだが、就任演説に現れると特番の試合が好勝負だったのかブーイング一色ではなく歓声もかなり飛んでいた。
挑戦者に決まったフィン・ベイラーにさっさと対戦日を決めろと言い放ち、自分もさっさとリングを去っていった。


ライノ ◯-× エリアス・サムソン
(ゴア)

NXT限定でライノが電撃復帰! プオタだらけの会場は熱狂の渦に包まれた。
ライノはオリジナルECW最後の世界王者で、WWEでは外様のため大成しなかったがTNA(アメリカ第二位の団体)でも世界王座を獲得した強豪。
大男揃いのWWEでは小柄に見えるが、岩のように頑強な体躯で圧倒する一目瞭然のパワータイプ。彼の放つ必殺のスピアー(タックル)は唯一「ゴア」と呼ばれる。
この試合でもサムソンでは相手にもならない。見るからに痛いゴアを突き刺し秒殺で復帰戦を飾った。

当面はNXT限定の登場となるそうだが、どうにかしてポール・ヘイマンをゲストに招き「ゴアーッ!ゴアーッ!」の絶叫を聞きたいものだ。


エンツォ・アモーレ&コリン・キャサディ ◯-× ボードビレインズ(エイダン・イングリッシュ&サイモン・ゴッチ)
(キャサディのビッグブート)

解説に「美容学校で実験台になってきたのか?」とからかわれるほど個性的すぎるヒゲを蓄えてきたエンツォがまずは捕まる。
しかしイングリッシュの隙をついて交代するとキャサディがあっという間にビレインズの二人を料理し、タッチからカウント5を数えられる前にビッグブートでイングリッシュを片付け、エンツォに3カウントを奪わせた。

試合後にはタッグ王者のウェズリー・ブレイク&バディ・マーフィーが、エンツォ組に同伴していたカーメラに粉をかけた。
エンツォ組と抗争するにあたりヒールターンするのだろうか。


・ソロモン・クロウが登場

特番に登場できなかったCJパーカーが「NXTを終わらせてやる」とリングを不法占拠。
しかし1分足らずでソロモン・クロウが現れ、パーカーを排除した。


サーシャ・バンクス ◯-× ブルーパンツ
(バンク・ステートメント)

特番でシャーロットからフォール勝ちでNXT女子王座を奪ったサーシャが人気沸騰中のブルーパンツを迎え撃つ。
ブルーパンツは出身地が清掃道具入れなのかw
余裕のサーシャはロープを下げて「見逃してやるから帰れ」と挑発するが、ブルーパンツは乱暴に場外へ蹴り落とし、さらに丸め込みで金星を狙う。
しかし激怒したサーシャはロープ中段に固定してのニードロップを投下。3カウント前に無理やり立たせると、さらにバックスタバーからのバンク・ステートメントで締め上げ制裁を加えた。


エイドリアン・ネヴィル ×-◯ ケビン・オーエンズ
(ポップアップ・パワーボム)

ネヴィルは好敵手のサミ・ゼインはもちろん、自身も暴行したオーエンズに怒り心頭。オーエンズがリングを下りて間合いを取ろうとするも、追撃して強引にリングに上げた。
しかしガットバスターからセントーンを浴びて劣勢に。長時間にわたり一方的に攻められるが、二度目のガットバスターをDDTで切り返しようやく反撃体勢へ。多彩な蹴り技とエプロンから場外への450スプラッシュ、滞空時間の長いジャーマンスープレックスに頭から突き刺すリバース・フランケンシュタイナーと今度はネヴィルが一方的に攻めまくる。
だがオーエンズはレッドアローを寸前で回避するとすかさずパワーボムでネヴィルを仕留めた。

オーエンズは体格に似合わない身軽さはもちろんのこと受け身が非常に上手い。伊達にたった3戦目でベルトを預けられてはいないところを見せつけた。
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非ミステリ感想-『野﨑まど劇場』野﨑まど

2015年03月05日 | ミステリ感想
~あらすじ~
「電撃文庫MAGAZINE」で好評連載中のユニークすぎる短編が文庫化。死体を探しに行く検死官、対局にペットを連れてくるプロ棋士、勇者を何とかしたい魔王、若頭、サンダーファルコン、ビームサーベル、ライオン、うげげげと喋る牛、電撃文庫の妖精等、変態的(?)な登場人物たちが繰り広げる抱腹絶倒の物語の数々。

※コピペ


~感想~
この将棋の記事 → 棋界に一石を投じる一手 を見て以来、気になっていたしいろいろと評判を漏れ聞いていたため何気なく読んだのだが、野﨑まどははてしない馬鹿だな!(満面の笑みで)
東川篤哉を例に上げるまでもなく小説で笑いを取ることは非常に困難である。だが野﨑まどはそれをやすやすとやってのけているし、この笑いは多くの読者に受け入れられるものだろうと思う。

私的ベストは書き下ろしの茶道家元と学者が淡々とすれ違い続ける「TP対称性の乱れ」で、他に何編か好みを挙げるとガンマンの決闘を文章で立体的に(?)描いた「Gunfight at the Deadman city」、変態しか登場しない「森のおんがく団」、アンジャッシュ的な仕掛けとビルバイン「土の声」、軽快すぎるボケとツッコミ「苛烈、ラーメン戦争」あたり。
また大胆にも4編も収録されたボツ原稿が意に反してどれも面白かった。
全編そろって驚くほど当たり外れの少ない高水準のバカ話ばかりであるが、長編ではミステリ的にもおいしい作品を書いているそうなので、いずれ手を出さなくては。


15.2.27
評価:★★★★ 8
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今週のキン肉マン #120 武道、復活!

2015年03月04日 | 今週のキン肉マン
・魔雲天の足止めに激怒せず、褒めて使わす武道の貫禄
・GINKAKUは何回見ても笑えるな
・ブロッケンは今頃アシュラも血盟軍だと思いだしたのかな?
・ウォーズマンのリーダーへの成長っぷりがたまらない
・ブロッケンの立ち直りの早さがアホの子っぷりを加速させている
・超人閻魔でもドンとこい→呼んだか? 読者向けのネタバレ発言
・思ってたより三倍気さくだな武道
・スグルの頭をつかんで振り回すところなんか親戚のオッサン
・国立競技場といえば超人オリンピックか、それともスグルの王位就任か
・聖地と呼ばれるからには超人オリンピックだろうな
・オリンピックも完璧超人が由来だったと明かされるに違いない
・第3ステージの対戦形式はまさかの完璧超人オリンピックか!?
・ガソリンプールを泳ぐガンマンとかぜひ見たい
・ガンマンはノリノリで参加するだろうな
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ミステリ感想-『少年検閲官』北山猛邦 ※再読

2015年03月03日 | ミステリ感想
~あらすじ~
全ての書物が駆逐されていく世界で『ミステリ』を求める少年クリス。
旅の果てにたどり着いた、森に囲まれた村では、『探偵』が村人を殺し首を切り取っていた。
『ミステリ』も犯罪も消えたはずの世界で、いったい誰が殺人を犯しているのか。


~感想~
早くも2015年のベストに挙げられる「オルゴーリェンヌ」に備え前作を再読。
身も蓋もない言い方をすれば一発ネタで、RPG的にミステリのガジェットを用いた異世界を舞台にしたからこそできる仕掛けではあるものの、いかんせん実際の犯行の様子が想像するだに陳腐で、なによりせっかくのガジェットをほとんど活かしていないのは(ネタバレ→あれ「首切り」じゃなくて「紙作り」のガジェットだろ絶対)単純に手落ちだろう。

しかし設定や雰囲気は素晴らしく、続きを心待ちにしていたもののいつまで経っても音沙汰なく、創元社の刊行予定で同じ絵師の手掛けた表紙を見かけ「すわ来たか!」と思うたびに裏切られ続けて早や8年。ようやく新作が出てくれた。待たせただけのことはあるらしいので楽しみである。


15.再読
評価:★★☆ 5
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ミステリ感想-『動機』横山秀夫 ※再読

2015年03月02日 | ミステリ感想
~収録作品~
動機
逆転の夏
ネタ元
密室の人

00年日本推理作家協会賞(短編)、このミス2位、文春3位、直木賞候補


~感想~
「64」を読むための復習。が、wikiに「D県警シリーズ」とあったから読んだもののD県警の二渡がリンゴを送ってくる以外に接点はなかった。再読でも楽しめたからいいがふざけるなと思う。
初読時は「逆転の夏」を筆頭に挙げたが、再読では「密室の人」の強烈なラストに良い意味で絶句した。
やはり横山秀夫は最高である。D県警とまったく関係ないが「第三の時効」も読み返そう。


15.2.24再読
評価:★★★★☆ 9
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3月の新刊情報 ※4/17更新

2015年03月01日 | ミステリ界隈
1日 新潮文庫
大沢在昌 冬芽の人

4日 講談社ノベルス
鳥飼否宇 生け贄

6日 PHP文庫
北國浩二 嘘
近藤史恵 あなたに贈る×(キス)

6日 河出文庫
似鳥鶏 神様の値段 戦力外捜査官2

10日 文春文庫
東野圭吾 虚像の道化師

12日 創元推理文庫
青崎有吾 体育館の殺人

13日 講談社文庫
北山猛邦 猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数
輪渡颯介 蔵盗み

19日 原書房
乾くるみ イニシエーション・ラブ<特別限定版>

20日 創元推理文庫
伊坂幸太郎 夜の国のクーパー

25日 中公文庫
森博嗣 スカル・ブレーカ

27日 原書房
門前典之 首なし男と踊る生首

28日 角川書店
真梨幸子 お引っ越し

31日 新潮社
北村薫 太宰治の辞書
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