道路特定財源の余剰金の一部を各都道府県に一律100億円ずつばら撒くという話が出ている(北海ドウ*は200億円)。これって故竹下登首相が昭和63年にやった「ふるさと創生事業」の全国一律ばらまきの焼き直しだね。あの時は一億円だったか、もっとも市町村単位だったような気がする。
国会議員というのは、事務下請けの国家公務員というのは国民全体に奉仕する。地方を活性化するのはいいが、一律というのは判断放棄の痴呆重視だよ。地方重視じゃない。
プライオリティをつけるだけの知能がないのか、各地方の利害を勘案調整する政治力がないのか。何のための総理大臣なのか。
この案は安倍首相の出身派閥の町村派から出ているそうだ。道路財源の一般会計化には道路族が反対している。またぞろ古賀一派だ。それを懐柔するために作り出した案だろうが、知恵が無い。しかも古賀一派に譲歩するのか、「道路関連整備費」に使うという条件も付けられつつある。安倍首相のブレーンは相当貧弱だ。性格上の瑕疵も大きいようだし。北朝鮮問題でいつまで食いつなぐことができるか。今後の選挙対策でもあることは明瞭だ。
野田聖子は今度の誓約書の文言通り、無条件の道路財源の一般会計化という安倍改革のために必死で働かなければなるまいぞ。
* OCNさん、何々県、
北海道とかくと直後で改行されるのでカタカナで書く。