東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

その器にあらず

2006-12-27 20:46:07 | 社会・経済

というか、拉致問題一点豪華主義だったのか。しっかりしてくださいよ、と言いたくなる。安倍首相の拉致問題に対する功績は評価する。まさに余人をもってかえがたい存在であったし、あり続けるだろう。そしてなによりも拉致問題は日本国民を長い迷妄から覚醒させた想像以上に裾野の広い問題であった。アメリカ人であればfar reaching implicationsのある問題であると言うだろう。

それにしても、どうなっているのか。今日の佐田大臣の問題だ。どうしてこうも続くのか。脇があまいのか、人を見る目がないのか。マスコミでは側近の調査能力(身体検査というらしい。ようするに問題をかかえているかどうかの身辺調査のことらしい)の欠如をいうが、大体は本人の鼻が利けば(そうして首相にでもなるひとは臭覚音痴では困るのだが)大体胡散臭い人間はにおうものだ。英語ではfishyというね。

臭覚音痴だとするといずれロープから落ちる。もし、安倍さんに寄ってくる人間にこういうタイプが多いと安倍さんの人徳も問題になるだろう。


紅白歌合戦の順番

2006-12-27 20:23:02 | NHK

紅白歌合戦って注釈無しに話を進めても分かるよね。分からないのはワタシだけだと思う。思えばNHKはこのブログに沢山話題を提供してくれた。感謝の意味をこめて今年最後の一発だ。

今日の7時のニュースのメインの一つは紅白歌合戦の出場順番が決まったことだそうだ。こんなのが公共放送のニュースになるのかね。電波の不法使用ではないのか。総務省の監督はどうなっているのか。

自局の痴呆番組の予告を重大ニュースにする不埒さはいうまでもない。よくもこんなマンネリ番組を何十年も続けるものだ。NHKの企画能力の欠如を証明するものではないか。税金を取ってよくも恥ずかしくないものだ。視聴料といわない。税金と言う。それももっとも悪質な税金である。専制国家でもこんなに悪質な税金の取り方はしない。

税金は納税者に対するサービスの原資である。消費税にせよ、一般税にせよ、ガソリン税のような特定財源のためのものにせよ、すべてサービスを納税者に還元する建前になっている。かっての国営企業であった国鉄は輸送サービスを提供した。料金は利用者のみから徴収した。国鉄に乗らない客から運賃を取るなどという人倫に反したことは聞いたことが無い。郵政公社は切手を買わせるが手紙を出さない人から切手代をとったということは聞いたことが無い。

タバコは国の強権に守られた専売であるが、タバコを吸わない人間からタバコ代をゆすりとったいうことを聞かない。ひとり、NHKのみが聞かない、見ない人間から視聴料を取る。最近では気が狂ったのか法的手続きを取ると言っている。

NHKは放送法の手続きに基づいて解散せよ。80年間にわたって投入された膨大な国費を精算して国民に返還したうえで、事業を続けたいなら広告料で運営するなり、電波にスクランブルをかけて利用者から料金を取るべきである。