東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

ボラスは本気

2006-12-12 20:25:23 | 社会・経済

松坂投手のレッドソックスとの交渉が決裂する可能性が出てきたと各紙が報じている。今夕のニュースでボラスの記者会見が出ていたが、ボラスは本気で突っ走る可能性があるね。あと3,4日で結論が出るわけだからいま投稿して外れる危険を冒すことも無いわけだが、ひとつ例によって先見の明を披露しよう(あぶないかな)。

ひと月ほども前になるか、ポスティングを西武が承諾した後で松坂が渡米した。そのときにオーナーに招待されて食事をしたという報道があった。オヤと思ったのがはじまりさ。普通代理人を立てたら相手と直で会わないのは常識だからね。篭絡される可能性がある。代理人との間に間隙をつくる常套手段でもある。おそらくボラスは相当あたまに来ていると思う。もっとも、彼の吹っかけた額で契約がまとまれば文句もいうまいが。

レッドソックスのオーナーかGMは日本にも来て西武球団と会っている。これはしょうがない。レッドソックスと西武の間に代理人がいるはずがないからね。いろいろ話もあるだろう。しかしボラスは神経を尖らせただろうね。とにかく、このポスティング制度と言うのはたちの悪い変則トリプルプレーでね。スケベエおやじにはたまらないだろうが。

松坂投手の指南役は、年上女房の女子アナあがりだそうだ。世間をしらないのかな。彼女がオーナーとの会食の窓口になっていたりすると、ボラスはつむじをまげるだろう。おれでも代理人だったら、頭にくる。まあ、レッドソックスの言う値段は相場じゃないかな。日本の年俸の二倍から三倍というのが妥当だろう。

契約がまとまるのは、その辺の年俸でボラスがおりるか、あるいは西武が60億円からいくらかキックバックをするか、しかない。もうひとつ、ボラスとの契約で年報の額について、ボラスに一任しているのか、松坂に指示権があるように決めてあるかどうかだ。土壇場でボラスとの契約を破棄してしまう手もあるが、違約金などの条項が契約でどうなっているかだ。いずれにしても、やっかいな交渉になる。松坂や家族、取り巻きの知恵で処理できるかどうかだ。

個人的には、野球選手のことなんか、どうなったってかまうことはないんだがね。