東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

大宮のJR架線切断事故

2007-06-23 07:11:50 | 社会・経済

昨日の京浜東北線の事故だが、ニュースというのは分からないことを知るためにあると思うのだが、例によってニュースを見ると新しい疑問がどっと出てくる。私の先生が新しい質問が出てくるのが良い解答だとおっしゃたが、日本のマスコミもなかなかだね。

エアセクションとかいうところで電車が止まったので過剰電流が流れて架線が溶けてしまったというのだが、このエアセクションというのは3キロから4キロおきにあり、長さが50メートルから100メートルだそうだ。テレビで見た数字を下記サイトで念のため確認した。http://www3.nhk.or.jp/news/syoten/

これを見るとよほど運転に注意していても、うっかりとエアセクションのしたに停車することがありそうだ。電車そのものも首都圏では長さが2,300メートルはあるだろう。こんな危なっかしい架線の張り方をなぜしているかが知りたいわけよ。

純粋に電気工学的、鉄道工学的なものでほかにオプションがないのか、あるいは主としてコスト削減的な意味で今の方式が取られているのか。JRは溶けにくい架線に変えることを検討すると今頃言っている。昨日のような事故は全国のJRで時々起きているらしい。昨日の事故は首都圏でラッシュアワーに起きたこと、復旧に長時間かかり、乗客誘導に不手際があったために大きな影響が出たということだろう。

私鉄でもおなじ方式なのか。似たような事故も起きているのか、その辺も調べて報道しないといけない。もっともテレビの第一報は速報だからしょうがないかもしれないが。それにしたって各社には鉄道記者がいるだろう。もそっと気のきいた報道をセイ。