東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

練りこめ練り込め喧嘩神輿だ鳩山君

2009-11-17 08:26:19 | 社会・経済

沖縄基地問題だが、アメリカはペリーと時と変わっていない。そこが付け目ヨ。

ペリーが喧嘩を吹っ掛けてきたのが1853年だったかね。明治維新が1868年だ。

その間15年間、日本の国論は沸騰したわけだ。それがよかったわけネ。現在の日本と同じように「大変だ、テーヘンだ」とすぐにアメリカのエイジェントになるやつがいた。そいつらにたぶらかされる役人もいた。京都もあった。今の日本とうり二つヨ。

国内で15年間、もっといえばアヘン戦争で清が破れて仰天した1942年以来とも言えるのだが、国論沸騰、多くの選択肢が検討され、破棄され、欧米のやり口に対する理解が深まったわけ。

この15年間のプレリュードがなければおそらく欧米の植民地になっていたね。あるいはシナと同じようになっていただろう。貴重な15年間よ。鳩山君はさしずめ、京都役だな。いいんじゃないかな。岡田君は幕府役人か、佐幕派小藩というところだ。

もう一つの天佑がアメリカの南北戦争だ。これでアメリカのアジア侵略は19世紀末まで出来る余力がなくなった。

見方によればイラク、パキスタン、アフガニスタン戦争は南北戦争だよ。ひょこひょこ口車にのって助っ人するのは愚の骨頂かもしれない。南北戦争並みの時間稼ぎにはなる。そういう発想がいまの日本人には出来ないのか。

防衛大臣はなにかな、ジョン万次郎かな。

揉みこみ結構、徹底的に時間をかけろ。現下の世界情勢、アジア情勢は御無理御もっともでアメリカのいいなりにならなければならない状況にない。そういう状況も戦争後一時期あったがね。

この辺もいい加減な議論ではなくてしっかりとした見通しを立てる必要がある。

アフガニスタンといえば、かって日英軍事同盟が出来た背景にはイギリス・アフガニスタン戦争があった。日本はアフガニスタン戦争を利用したとも言えなくはない。19世紀数次のアフガニスタン戦争でイギリスはほとほと疲弊した。

アフガニスタンは地政学的にロシアの南下を食い止める位置にあった。つまりロシア、イギリスの代理戦争だった。イギリスはうまくいかなくて、アジアでのロシアの南下を食い止めるためには日本と軍事同盟を結ぶほかないと判断したのである。

なにしろ、シャーロック・ホームズの助手のワトソン君はアフガニスタン戦争で名誉の負傷だ。

21世紀の現在日本が現状を利用しない手はない。それをアメリカの言われるままにヘイヘイしたのでは話になるまい。どう利用するか、もっと国益にかなったマシな方法を考えよ。