フジテレビの報道2001か、百回目だって。それでか今朝は前原誠司が出ずっぱりだ。時間もいつもの倍くらいの体感時間だった。ネオコン前原とフジグループとの関係によったのだろう。
採点は51点。政治屋の平均を50点とした。それよりかは上だ。見方によって60点にしても70点にしてもよい。政治屋の点数はもともと低いから数字なんかたいして意味がない。
% 前原と仙石の持ちつもたれつの関係が如実に表れた答弁だった。あくまで検察の独自判断を押し通す神経の太さは見上げたものである。あくまでも自分の責任を回避するという、誇り高い女によく見かける性向だろう。
前原は反日日本人、極左セクトの仙石と決別しない限り、その右寄りの姿勢は政治的野心達成のためのニセメール、ニセのポーズとかした取られない。
% 意味不明の言葉を国会でも、今朝のテレビでも繰り返す。おかしいのはテレビの司会者にも国会の野党の質問者にもこれが目くらましになっているようなのだ。
何だっていうのか。「刑事事件が戦争に発展した例が世界では無数にある」という。なんだい。これは。政治が責任を取らず、本来ありえない検察の政治判断という虚偽のシナリオをどうこの発言は補強しているの。
まったく意味不明である。質問者は最低でも前原に説明を求めるべきである。あるいは無数に例があるなら、具体例をあげるように求めるくらいはせいよ。
とにかく、この発言が出ると質問者は別の話題に移るから前原の意図したところは達したのだろう。
% ところでゲストが三人いた。森本某、これは前にも評価したとおりだ。外務省元領事かなにか、みやけとかいったかな、覚えるほどの名前じゃないが、これはだめだ。
もう一人石平というチャイナから帰化したひと、この人はなかなかの人物とみた。
% 前原はメール事件を観ても切った張ったの出入りが得意とはみえない。政治屋には石を投げてガラス窓を割っておいてから喧嘩のきっかけを作るのがいる。
その場合、タイプが二つある。こうすれば相手はこう出るだろうから、そうしたら次はこうだと一応最後まで読み切るタイプ。ヤンバダム、日航破綻処理の例から見て前原は絶対にこのタイプではない。前原は行き当たりばったり派である。
もう一つのタイプは、前もってシナリオは考えず、相手の出方によって瞬時に最適反応を反射神経的に選択判断するタイプ。前原にはこの能力もない。反撃されたらクリンチしながら対策を考える能力も皆無である。
一言これを覆う、前原は行き当たりばったり派である。そして結果に対して責任を感じないし、責任を取らない。
% あと、気になるのは前原のブレーンだ。尖閣以外の問題でも司会者などが質問すると、確かに勉強しているような答弁をする。それが安っぽい、大学ゼミ学生のレポートのような内容だ。一応よく勉強している。もっとも、フジテレビがあらかじめ質問内容を前原に渡しているのだろうが。こういう質問はぶっつけ本番でして相手の能力がよくわかるのである。
前原には自前のブレーンがいるのか。政治主導というのはそういうことなのだろうが。
それとも役人が用意したレクチャーを丸暗記してテープレコーダで再生しているのか。そのいずれかの印象を受ける。つまり深みというか政治家らしい見識がまったく感じられない。
今回の独演会で前原がかなり露出したので漠然とではあるが、おぼろげながら彼の正体、能力の「印象」がつかめた。