東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

海外中継でのインタビュー

2010-10-07 08:02:23 | 社会・経済

ノーベル化学賞受賞者へのインタビューにマスコミは釈迦力だ。ま、それは彼らのサガだからいい。問題はプロとしてインタビューが出来るやつがどの局にも一人もいないことだ。おどろくべきことだ。

勿論学問的内容ではない。それはわかるわけもないからしょうがない。海外中継、衛星中継で、あれはどのくらいかな、二秒ぐらい遅れる。そのラグを計算に入れてインタビューするやつがひとりもいない。

だから相手の話がおわっていないのに、盛りのついた野良猫みたいに焦りまくって、相手の話が終わっていないのにやたらと話しかける。すぐに気がついて修正するやつがいない。失礼千万なはなしだ。あいてが寄席芸人とか、芸能人ならどうでもいいが、ノーベル賞学者に対して無礼きわまる。

局の連中はコマーシャルの時間を気にするためもあるのだろうが、NHKのインタビュアーも同じだ。今のご時世、衛星中継は多いだろうから、新入社員教育のときからきちんと指導しないといけない。

もっともまともな人間なら常識で修正してうまく間を取るだろうから教育などいらない。しかし、局にはレベルに達した奴は一人もいないからね。教育してやらねば。だいたい、時ならぬときに立派な、そして大変高齢な一流学者をわれもわれもと引っ張り出して失礼このうえない。

みのもんたのインタビューの一部を見た。最初のうちはさすがに相手の話中には口をはさまないな、と感心していたら、イヤフォンがなくて、向こうでスタッフが人力で質問を中継していたから、うまくタイムラグが目立たなかっただけだ。そのうちにみのもんたのボロが出て妙なてめえを宣伝、売り込むような質問をしつこくしだした。伊豆栄ケースとおなじだ。

向こうにいたスタッフがさすがに、みのもんたはひどいと思ったのだろう、最後は取り次がなかったのが救いだ。