東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

中東の笛

2008-01-12 10:38:19 | 社会・経済

ハンドボールのオリンピック・アジア予選騒動ね。これは国民性なのかクウェイト人や中東のアジア連盟理事の個人の資質の問題なのか。国民性というのはおかしいかな、種族性かな、クウェイトなんかはベトヴィン族なんだろう。もっともイランはたしかアーリア人種だ。そうすると、イスラム文化の伝統なのか。

これを見ているとアメリカがアフガニスタンやイランで国を徹底的に破壊しても「恐れ入りやした」というはずがない。日本は武士の国だから、敵でも強い力には敬意をはらう潔さがある。単に臆病、腰抜けということも出来るのだが。その辺のところが難しいのはたしかだ。

しかし、日本には「恐れ入りやした」といいながら、その苦境を知恵で切り抜けた。吉田茂の知恵だ。しかし、現在の状況でも吉田流(経済重視、軽武装政策)が通用すると思ったらだめだよ。麻生太郎君。なにごともTPOだ。吉田茂の知恵は一回かぎりの手品だ。

これを大陸人や半島人のように日本人のずるさとしてはいけない。大陸人は東アジアのイラン人だし、半島人は東アジアのクウェート人だから日本人は気を抜いてはいけない。さしあたりは共闘してもいいけどね。


宅配便謝絶を知人友人に連絡せよ

2008-01-10 08:54:06 | 社会・経済

今朝のフジテレビの番組で、小倉とか言うのが司会(名前は正確ではないかもしれない、テレビの司会者の名前などいちいち覚えていられるか)していた。茨城のヤマト運輸強姦魔の話題だ。

驚くのは宅配便業者に対する同情的な意見が多いことだ。あきれたね。前にも書いたが、配達員が潜在的犯罪者であるというのは、個人の問題ではない。独占企業ヤマト運輸という会社の問題である(どうしてヤマト運輸は個人向け宅配業務を独占したか)。

さてフジの番組の中で宅配ボックスを家の外に置けばいいとしたり顔でいうのがいたが、これもだめなんだな。よく生ものを送る人がいるだろう。そうすると、ヤマト運輸は、かならず受取人に手渡す。これ自体は当然の配慮だ。腐りやすいものだがからね。受け取ったらすぐ冷蔵庫に入れてください、なんて書いてある。受け取るとパッケージそのものがひんやりとしている。

それでだ、不在配達票が郵便受けに入っているから電話して配達してもらいドアを開けて直接受け取ることになる。これが犯罪に結びつくわけだ。

歳暮、中元はいらない。どうしても送るのならユーパックにしてくれ。


独占についての経済理論

2008-01-09 20:20:21 | 社会・経済

ヤマト運輸の続きである。民営化あるいは自由化するのは郵便局の独占を排除するため、消費者のためだろう。ところが民営化の結果はヤマト運輸の独占状態だ。しかも今回の事件のように顧客の安全をおびやかしている。

昔はペリカン便だとか佐川急便だとか宅配便の会社もいろいろあったようだが、いまはヤマト運輸だけだ。ま、地域によっては細々とほかの会社がやっているところも少しはあるのだろうが。

どうしてこうなっちゃたのか。経済理論と違うね。ヤマト運輸が質の悪い配達員を雇って、ものすごい低価格で商売をするので、ほかは儲からないと手を引いたのだろう。もっとも、佐川も日通も、ほかにいくつかの運送会社は業務用にはサービスがあるようだ。コンビニ・チェーンなんかの前には佐川なんかのトラックがいる。

今回の配達員の強姦事件は象徴的である。革新的な経営イノベーションで低価格を提供するなら独占、寡占も結構だが、悪質な労働力でほかの業者を駆逐した結果の独占ならメスを入れなければならない。

総務省だけでなく、運送業界を監督する国土交通省もしっかりしなければいけない。この業界は昔からヤクザと関係が深いといわれている。余計しっかりとしなければいけない。


宅急便物語

2008-01-09 18:31:51 | 社会・経済

宅急便の配達員が配達した先の若い女性の家に後で侵入して強姦していたというニュースがあった。さもありなん、ということだ。4チャンネルであったか、今日の夕方のニュースで元捜査一課長とかいうのが、個人の問題ですがといっていたがとんでもない。会社の責任である。起こるべくして起こった。

私は宅配便を使わない。配達員の質が極めて悪いためである。しかし、発送する場合は忌避できても、送ってくるものはどうすることもできない。昨日今日のはなしではない。まるきり宅配便配達員の採用審査がめちゃくちゃで、その上教育がまったく行われていない。会社は教育していると強弁しようが、そのサービスに接するわれわれには到底信じられない。

個人の問題ではある。当たり前だ。しかし、それを承知で使っている会社の刑事責任は個人と同程度に重い。

配達してくるときに、チャイムを鳴らすだろう。出ると「宅急便です」という。それですぐ顔も見せずにドアに向かう。確認が出来ない。第一「宅急便です」はないだろう。「ヤマト運輸です。宅急便の配達にまいりました」というのがしつけの基本だろうが。

ヤマト運輸も狡猾で事業会社向けの配達員には常識的な感じのいいのをそろえている。事業会社はすぐクレームがくるし、大口だからである。弱い立場の個人宅の小包配達には、問題のある前歴もわからないようなのを使う。賃金が安いからだろう。ヤマト運輸の罪は深刻である。

ヤマト運輸ははっきりと二種類の従業員を使い分けている。きわめて意図的で、消費者無視の態度である。小包事業の民営化とはこういうことだったんだね。

怖いのは郵便局の小包配達にも影響が一部で出てきていることだ。ヤマト運輸が安い賃金でいい加減なサービスをするので、郵便局もコスト上対抗しないと競争力がなくなる。それで配達作業を外注することが多くなる。そしてたちの悪い業者(そういうところはコストが安い)を使うようになることだ。


ヒラリーに35年の実績?

2008-01-08 09:31:19 | 社会・経済

ヒラリー・クリントンがしきりに「私には35年の実績がある」というがおかしい。政治家として、あるいは行政府の長(日本で言うクビ長)として35年の実績があるという意味でないと、前後の文脈で意味が通じないが、彼女はニューヨーク州の上院議員を数年やっただけだろう。どういう意味かね。

夫のクリントンは大統領二期8年、その前がどこかの州知事で何年かやったね。それでも10年あまりにしかならない。その前に地方の議員をやっていても、彼自身が政治家として35年(それも行政府の長として)やっているはずがない。

大統領選挙のアピールだから当然、大統領のような仕事に35年携わってきたという意味になるが、ヒラリーの大嘘だね。日本で騒ぐ学歴詐称のような問題とは比較にならないオオウソであろう。大統領職の実績詐称だ。マンガにもならない。

それとも、夫の政治生活はすべて妻の功績だというのか。これは大問題だよ。選挙で選ばれない妻が政治家の夫なみの実績を誇るというのは。民主主義ではないね。ビルもなんとか言えよ、こけにされているんだよ、妻に。

アメリカは恐ろしい国に変質している。ブッシュ大統領の夫人、名前は忘れたが、がアフガニスタンの破壊もイラク戦争もわたしの功績だと言うようなものである。


初場所から尿検査実施か

2008-01-01 14:25:20 | インポート

初場所から十両以上の力士に尿検査をすると聞いたが、いいことだ。週刊現代も八百長で騒ぐよりもっと早くから薬物問題を取り上げるべきだった。朝青龍が場所直前来日して勝ちまくるいつもの疑惑のパターンが作れなくても立派な成績が残せるかどうか見所である。

平成20年のこの初予測記事が「偽」メールにならないように祈ろう。もっとも今度は帰国できないことを予測してストックを持ってきているのか。そうするとさじ加減を間違えてオーバードーズ、アンダードーズの危険性がある。

八百長についてひとこと。前から言っているが八百長がなくて興行が続けられるとは思えない。オイラはどちらかというと八百長是認派である。しかし、週刊現代の記事に北の湖理事長が全面否定したから、偽善を嫌うオイラとしては、週刊現代に執筆している武田頼政氏を応援しただけである。

相撲興行でなくても、日本の社会で八百長がなくてうまくいくところがあるか知りたいものだ。政治家、官僚、企業などの人事で八百長で決まらないところがあるのかね。ガチンコ風の大晦日のK1では、なかにいくつかのミスマッチがあったね。次にはそれを書いてみるか。

北の湖も経営者としてかわいそうだ。昨年は年頭から八百長キャンペーンをはる週刊現代に追いまくられ、話題つくりでヒール役の朝青龍のキャラを目玉にしようとして、またマスコミに騒がれ八方ふさがりだった。