戦争は何故起きるのだろうか?様々な言い分があるかもしれない。国家や人権や利権が侵された、復讐や面子が犯された、あるいは宗教的理念があるかもしれない。しかしいずれの場合であっても戦争が「人殺し」であることにはなんら変わることがない。戦争の本質は人殺しである。人殺しを、国家理念や宗教観、あるいは経済的利害あるいはその他のいかなる理由からも容認されるべきではない。
北朝鮮が行っていることは単なる挑発である。しかし、中東で行われているイスラエルがレバノンを攻撃していることはまさしく戦争である。イスラエルは人殺しをやっている。国家の経済力が、日本の下のクラスの県レベルの北朝鮮に、戦闘能力などあるはずがない。最貧国の挑発に、国防論やナショナリズムを振りかざして戦争ができる国に変身する必要などない。戦争とは人殺しに他ならないからである。
農業は人を生かす産業である。農業を蔑ろにすることは、自立国家を放棄しいずれ戦争への道を歩むことになる。平和とは、戦争のない状態のことではない。戦争をなくすために武器を持つ権力者が必ず現れる。平和とは、何かの理念を理由に人を殺さないことであり、武器を持たないことである。憲法九条はそうした意味を持っている。「酪農九条の会」立ち上げています。