そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

そりゃ郷土愛だろ

2006-07-03 | 国際・政治

「愛国心」を学校の教科書で教えるそうである。子供たちが愛国心のレベルを点数評価される時代が来るのであろうか。そもそも愛国心は教え込むものであろうか?評価に段階などを設けることが正当であろうか?

乳牛の行動を見ていると、自分の普段いるところに未練を持っているように思える。入れるところが比較的自由になっていても、7割程度の牛は同じところに寝るようになる。火事が起きても、折角外に避難さえても元の住処の燃え盛る牛舎に戻ることもあるくらいである。鳥などを見ていると地球を半周しながらも同じところに戻ってくる。

どんな動物でも本能として、故郷、郷土を愛(いと)しい思う心があるのであろう。心の原風景が誰にでもあろう。少し前までは、この国の人々は、2,3世代も辿ると田舎があり、そこが原風景といわれたものである。今はそれがほとんどなくなり、郷土愛も薄れてきた。

開拓者が裏切られたのは、何も中米のドミニカ移住者だけではない。国内でも、多くの農Kaiy 民が国家の指針に沿いながら裏切られ続けている。屋根に上ったとたんに梯子を外され去った人たちは枚挙に暇がない。そうして、食料自給率が極度に低下したのである。この国を愛する人が減っても当然だと思うのであるが・・・

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