アメリカ産牛肉が大手を振って入ってくる。不特定多数の撥ね肉をたんまり買い込んで 消費者に食わす「吉野屋」は大喜びだろうが、何も知らない消費者をうまく取り込んで「ギュウドン」がなくなると、騒いだ前回のように上手くはいかないだろう。同業者で、アメリカ産牛肉は使いませんとするのを、ウリにする業者も現れた。
同時にアメリカが、BSE検査を縮小することはあまり大ききは報じられてはいない。それに、BSEばかりが問題になってはいるが、アメリカの肉牛はほぼ全頭がホルモン処理されていることはあまり知られてはいない。育成期の前段階で錠剤のホルモンを皮下投与して、成長を促し柔らかい肉を作るのである。さらには、陸続きであるためにメキシコやカナダとの流通はほとんど規制なく行われている。アメリカBSEの初発生については、いまだにアメリカはカナダの牛であると主張している。アメリカでは、牛の個体情報がほとんどないといって良いのである。
アメリカの乳牛はかなりの頭数が成長ホルモン(BST)の投与を受けています。BSTは毎日注射をしなければなりませんが、そんな面倒なことをしてまでするのは乳量が伸びるからです。そうした中で、ノンBST牛乳が、少し高い値段でも売られているのです。日本のギュウドン屋さんの対応にどこか似ている。